かえで幼稚園の子どもたちは自然に囲まれた中で頭と体と心をフルに使って遊びを創り続けています。(広島県廿日市市:宮島を見下ろす高台の幼稚園)

2025年10月01日

決起集会

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2週間前の合宿保育で見られたように、今年の年長2クラスは、今まで以上にクラスを超えたつながりが深い。だから運動会で敵として競いたくない、という声も出ている。それにどう応えたらいいか、担任たちとも様々に話し合った。その結果…
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午後、2クラス合同で運動会決起集会(担任のネーミング)が開かれ、担任が過去の運動会の写真など見せながら思いを語った。まずは一人一人が力を出したり工夫をしたりしてほしいこと。そして、その力と知恵を仲間で合わせることの楽しさ。つまり、形は競い合いでも、2クラスのつながりは同じだということ。子どもたちもしっかりと聞き入っていた。
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その年長には、かえで幼稚園の先生になることを強く希望している子が多い。しかし、遊んでいればいいと思っているフシもある。まあ、そうですけど。そこで実習として、洗ったやかんを布巾できれいに拭いてもらう。これこれ、笑ってばかりじゃ免許が取れないよ。
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と思ったら、何と「指導案」を書いてきました。まいった。
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足をひもで結んで二人三脚をしながら外に出ようとしている年長児。履き替えた靴を下駄箱に入れるのも一苦労。それもそのはず、腕も縛っているのだ。二人三腕は聞いたことがない。
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posted by Kaede at 17:45 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
2025年09月30日

理想型

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昨日キャンプ遊びを始めた子たち。昨日は一旦片づけたのに、またいろいろ出してきた。そして今日は森から運んできた竹でテントの骨組みができ、薪の山には火がともる(右下)など、どんどんパワーアップしている。
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年長の子6人が連名で、男性保育者に綱引きで勝負を挑む「果たし状」を書いてきた。子どもたちが勝ったあと、大人の人数や子どもの人数を調整したり、年長対小さい子で人数を変えながらやったり、さまざまな勝負が続いていた。圧勝では面白くない。拮抗した勝負の末、最後は勝つという理想型を頭に描きながら人数調整をする。
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保護者のボードゲーム同好会の人たちが、年に何回か、こもれびホールでゲームセンターを開設してくださる。電気で動くものは一つもない。自分の手をたくさん動かすから、頭もたくさん動く。
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午後のクラス活動の時間。年長A組では、担任が体調の悪い子への対応している間に子どもたちだけで何の遊びをしたいか話し合い、3つの候補で多数決を取り、転がしドッジに決まって外に出てきた。「私、何にもしてないんだけれど」と担任が言うと「先生は明日休んでいいよ」と言われてしまった。
posted by Kaede at 18:16 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
2025年09月29日

新しい遊び

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園庭にかえで幼稚園の歌「太陽とあそぼ」の石碑がある。子どもたちが登って遊べる遊具でもあるが、そこに小さい子(たぶん)たちがチョークで落書きをしたらしい。すると年長児たちがバケツに水を汲み、園バスの洗車ブラシなどで掃除してくれた。「ここに落書きはいけんよね」と言いながらも、「ああ、きれいになった!」「(石碑も)洗ってもらったの初めてじゃない」と大満足の様子。確かに2000年の設置以来洗った記憶はない。
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新しい遊びは突然始まる。職員室前のコナラの木陰に新聞紙やさまざまなものを広げ、薪らしきものを積み上げたりしているのは「キャンプだ」と称する年長児たち。ものはキャンピングカーで運んできた。
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そして「食べられる葉っぱを教えて」と来た。キャンプで自炊をするとのこと。そこでヨモギの葉っぱを教えたが、「美味しいかどうかは分からないよ」と念を押しておいた。
posted by Kaede at 18:19 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
2025年09月26日

大人な子ども

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例年だと9月に入ると落ちてくるクリが、やっと落ち始めた。毎日皮をむき冷凍保存しておく。今日は子どもたちも参入。素手でむくので指先が少し痛くなるが、いつの日かの栗ごはんを楽しみに。
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今日は年中も綱引き。クラス対抗で行ったが、初めてでも熱気は満々。満3歳児たちも物珍しそうに見物。
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運動会へのアイデアを考える年長児。職員室に集まり、大流行の盆踊りと玉入れを同時にやる、という案でにぎやかに盛り上がったが、電話が鳴ると、すかさず「シーッ!」と声をひそめる。年長女子は大人です。
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未就園児対象の園庭開放で、自主的に受付を手伝っている年長のIちゃん。「好きな色のペンで、ここに名前を書いてください」。年長女子は大人です。
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2日前に所有権論争になり、毎日交代で持ち帰ることに決まったヤモリ。約束通り引き継がれているようだ。年長男子もなかなか大人。
posted by Kaede at 15:52 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
2025年09月25日

運動会モード

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雨上がりの水たまりは大人気スポットだが、時折のザンザン降りの中で1時間以上も泥んこ遊びを続ける満3歳児もいた。職員もその筋金入りの姿には敬意を表しつつ、「お尻が溶けちゃいけないから、そろそろシャワーしようか」と誘う。
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下足室の前では、カブトムシの幼虫が広げられ、大バーゲン。「大切に飼うから3匹ください」と頼めば、年長児がすぐに腐葉土の入ったカップに入れてくれる。
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みんなが朗らかに笑い合っているが、この写真の少なくとも1分37秒前までは一人が泣き、みんなが深刻な顔で解決法を話し合っていた。この切り替えの早さには舌を巻く。
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9月の誕生会は、こもれびホールを広く使い、誕生児と職員で組んだ2チームで、4種目の運動会を行った。勝ったチームは、職員も「大人げなく」喜ぶ。これこそが競い合う遊びのモチベーション。(職員撮影)
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午後、園全体が運動会モードに大きくシフトした。年長2クラスも綱引きをすることになったが、対戦はなぜか子ども何十人かと職員何人か。勝って飛び上がって喜ぶことと、負けて口惜しさを味わうのは、セットで大きな意味を持つ。
posted by Kaede at 17:19 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
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