卒園した小学校6年生が、金曜日の夕方幼稚園に集まり、1泊2日を過ごす「卒園生キャンプ」が行われた。
受付が終わると、取りあえず晩ご飯のためにかまどに火をつける。見ていると薪やたき付けの小枝の入れ方、火の付け方などかなりメチャクチャで、これではとても火はつかないだろう、と思いつつ黙って見ていたが、何とついてしまった。セオリー無視でも念ずれば通ず、ということか。
遠くに引っ越した一人以外は全員が集まったという、驚異の出席率!。こもれびホールに集まっての「始まりの会」で、一人一人自己紹介してもらったが、みんな堂々としていたよ。
その後、年長の時の2クラスに分かれて過ごす時間。旧T組で当時みんなで作った絵本を担任が開くと、一人一人が登場する場面に熱い目が集まった。
クラスで得意のコマの技を見せてくれたK君。驚くような大技が成功し、クラスの仲間や職員から賞賛の拍手が湧いた。
旧A組では、床を叩く音でリレーするゲームをしていた。みんなの心が1つになる感覚が蘇る。
2日目の昼食は、各自が作ったピザをピザ窯で焼く。去年よりもスピードアップの方策が講じられたが、それでも一人一人焼くので時間がかかる。その間、将来使うための薪を割る作業を有志にしてもらった。慣れるとクセになる作業みたいで、男子たちの注目の中、黙々と薪割りを続けるYさん。
そして、暑い中でのピザ焼き。慣れないピール(ピザを窯に出し入れする道具)を扱う姿はみんな真剣。
みんなで過ごした時間はあっと言う間に過ぎて「終わりの会」を迎えた。幼稚園時代の写真をスライドショーで見たあと、旧担任からのメッセージに耳を傾ける。一人一人が自分らしく、大人への階段の第1歩を堂々と踏み出しているような力強い印象を受けて、とても頼もしく感じた20時間だった。また会いましょう。
posted by Kaede at 23:06
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りじちょうのきまぐれ保育日誌