かえで幼稚園の子どもたちは自然に囲まれた中で頭と体と心をフルに使って遊びを創り続けています。(広島県廿日市市:宮島を見下ろす高台の幼稚園)

2024年11月15日

ストーリー

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出直し遠足を予定していた年中組だが、またしても雨。それならそれで、次の大きな行事「そうさくらんど」に向けて楽しめばいいのさ。H組の子たちは大変身に夢中。
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もう一つのT組も、みんなで何を作るかを話し合った。これはその議事録。思いついたものを出しきった、という感じ。
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年少T組では、積木の絵本を読んだのを発端に、クラスにある積木を全部使った大作ができた。「まだ足りない!」という声に応え園にある材木を同じ寸法に切って20個あまり追加。大いに喜んでくれたが、どこに使われたかすぐに分からなくなった。
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生き物好きが多い年長T組の子たちは、いろいろな生き物を作った。そしたら、それらが住む池を作ることになった。釣りが盛んになった。次に池に注ぐ滝が作られた。滝の周りには石が取り付けられた。滝に打たれて修行をする子が出てきた。そしたら、取り付けてあった石が落ちてきた。これは危ない、と言うことで「落石注意」の標識が掲げられた。子どものもの作りは、豊かなストーリーを伴って進む。
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午後、強くなった雨の中を葉っぱの傘で歩いてきた年長児。「濡れなかった?」「ぜーんぜんへいき!」
posted by Kaede at 18:35 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
2024年11月14日

体験型宿泊

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年中H組に行ってみると、大きな段ボールで作った小部屋があり、ドアを入ると「ゆうれいホテルにようこそ」とのこと。厨房やレストランもあるが、「ガイコツの抱っこ体験ができます」というのが、このホテルの売りだ。ただし有料。
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11月の誕生会には、未就園児の親子登園クラス「かえでっこクラブ」のお母さんたちが登場。手袋を使ったパフォーマンスと合奏を披露してくださったが、2歳の子も思わぬ形で初ステージを踏んだ。
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最後は11月生まれの誕生児も登壇して大合奏。フロアからはいつも以上に「アンコール」の大きな声が上がった。
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満3歳児D組では、順番に積木を1個ずつ積んでいき、倒れたら負けだよ、というゲームが行われていた。自分の番になると、本当に慎重に丁寧に緊張して積んでいく。順番を待つ子も固唾を飲んで見守る。
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下駄箱の上に野鳥が糞をするので、落ち葉で縄のれんを作ってみた満3歳児M組だが、効果が今一つのようなので、ガラス窓に子どもたちの顔写真を貼り、にらみをきかせることになった。でも鳥を邪魔者扱いしているのではない。ちゃんと隣には「ここに止まってね」と、ブランコも作ってあげている。
posted by Kaede at 18:51 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
2024年11月13日

歩こう歩こう

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雨で中止になった全園遠足に代え、年少3クラスのみの遠足を行った。目的地は宮島口駅裏の公園。幼稚園から「かえでの森」を下って行く。♪さかみちー、トンネルー…という歌を常にだれか歌っている往復の道だった。
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遊具はそれほど多くはないが、ジャングルジム、シーソーなど幼稚園にはないものが多いので、みんな忙しく遊んでいた。
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お弁当の時間、一人クラスの群れから離れたところを選んだN君。別に仲間はずれでもケンカでもなく、こういうのが好きなのだ。でも、ときどき遠くの友だちと手を振り合い、名前を呼び合う。
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しっかり遊んだ後の帰り道はずっと上り坂。幼稚園に着くころはヘトヘトの子も。でも、しっかり歩けたね。
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年長の虫グループ。飼っているそれぞれのカマキリをケースから出して背中に乗せ「交尾しとる−」と盛り上がっている。ちがうやろ。
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2024年11月12日

喜びは大人数で

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年長の米作り作業がついに終了。2クラスが集まって計量し、結果が発表された。「去年は900gだったけど、今年は…?」と正解の上に貼ってあった紙を剥がすと…、何と倍以上の2025g!。「オー!」と歓声が上がった。豊作の要因は「カメムシ対策のため焼き肉のタレで作った薬を塗ったのがよかったんだ」と、子どもたちは思っているようだった。
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その後、といで炊き上げたご飯。例年なら年長だけで食べるのだが、今年は年中の子たちにも集まってもらい、2学年で食すことにした。壁には1年間の作業を振り返る写真も展示された。年中児の来年の米作りにとって、今日がいいスタートになりますように。(職員撮影)
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豊作とは言え、100人以上に分けたので、一人あたりは2口程度だが、量の問題ではなく、無条件に「おいしーい!」(職員撮影)
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サツマイモが終わったあとの畑は、満3歳児にとっては格好の遊び場。
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森から拾ってきた葉っぱや小枝で、「焼き肉屋さんの開店でーす」
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2024年11月11日

収穫

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満3歳児クラスには、誕生日を迎えた子が順次入園してくる。Kちゃんも今日から登園。もう園に慣れた「ちょっとだけ先輩」がまぶしく見えるかもしれないけど、次の子が入るときには、Kちゃんも「ちょっとだけ先輩」になっているよ。
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「明日こそ食べるぞ!」を目標に、今日も年長が集まって米のより分け作業。黙々と集中する子、おしゃべりを楽しみながらの子もいるが、「めんどくさーい」「つかれたー」という声も聞かれる。中には「かえで幼稚園じゃなかったらよかったー」という究極の発言も。まあそんなぼやきも、新米を一口食べたら吹き飛ぶだろう。
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より分け作業の実際を紹介すると、黒い紙の中央にあるのがゴリゴリ脱穀したもの。それを食べられる米(右下)、もう一度脱穀する籾(左下)、もみ殻(右上)の3つに分ける。集中力、忍耐力、指先の神経なども育つだろうが、果てしないように思える道程もいつかゴールにたどり着く、という体験が、何よりも大きな収穫だと思う。
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手で押してもなかなか動かない重いものは、背中で押すと、ほら動くよ。
posted by Kaede at 18:13 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
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