かえで幼稚園の子どもたちは自然に囲まれた中で頭と体と心をフルに使って遊びを創り続けています。(広島県廿日市市:宮島を見下ろす高台の幼稚園)

2025年11月04日

支えてくれる人

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風が強かった3連休明けの園庭には、ドングリがどっさり落ちていた。拾うのはもちろんだが、大型三輪車で踏んだときのパチパチという割れる音も楽しめる。
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年長は干しておいた稲の脱穀作業を「千歯こぎ」という蔵出しの道具で行った。少しコツをつかむとポロポロと稲の粒が落ちていく音と感触がやみつきになる。年少の妹と並んでやってみるのも楽しい。しかし、明日からは籾すり(別名ゴリゴリ地獄)という、果てしない作業が待っているぞ。
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脱穀の後は、ごほうびとして甘い柿が待っていた。柿もぎの感覚を少しでも体験してほしくて、枝ごと持ってきた。実を辛抱強くくるくる回すと取れる。持って帰る子もいれば、その場で丸かじりする子も。
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年長の女子3人がダンスライブをやるというウワサを聞きつけて、午後のこもれびホールには年長児全員が集まってきた。即興の歌に会わせたダンスは本当に生き生きとしていて、アンコールでは大半の子がステージに上がって踊りまくった。
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車いすで来園されたのは、旧職員で川崎市に住んでいるHさん。ガンのため余命宣告も受けているが「かえで幼稚園に来たい」という思いのためか、検査の数値もぐっと良くなり、来訪が実現したとのこと。園内を巡り、屋根のぼりに軽々と登る子たちに拍手を送ってくれた。こういう思いにかえで幼稚園は支えられてきたんだな、と改めて思う。





posted by Kaede at 18:30 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
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