かえで幼稚園の子どもたちは自然に囲まれた中で頭と体と心をフルに使って遊びを創り続けています。(広島県廿日市市:宮島を見下ろす高台の幼稚園)

2024年02月10日

特別な一日

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保護者に見ていただく「劇あそびの会」を、今年は1日の中で学年毎に時間を変えて行った。こんな大観衆の前に立つのは初めてであろう年少S組。クライマックスで登場するオバケ役の子も、堂々たる演じぶり。
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年少T組。犬が吠えて手袋の中のみんなが逃げ出していく。このクライマックスを迎えるために劇をやっているのかもしれない。
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ミュージカル風だった年少H組。青虫が、食べ物が描かれた紙を破って登場する場面では、みんな「どや顔」になる。
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年少はシンプルなお話が多いが、見ていて一番分かりにくいのは年中組だろう。人数は増えるし、複雑なことをやりたがるからトラブルも多い。H組の劇の途中では出たくなくなったX君がカーテンの陰に隠れてしまうハプニングでお話がストップ。お母さんに向かって手を振ってる場合じゃないよ。
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それでも何とか最後の場面まで来た。悪役でやっつけられるサルは不人気でやりたい子がいなかったが、悪役の面白さが分かったのか、本番は3人が生き生きと演じていた。
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年中T組はかなり混沌とした展開だったが、本人たちはどこを進んでいるか分かっているようだった。
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終わったときはみんな満面の笑顔で「面白かったでしょ!」と言わんばかりに客席を見た。正直言って、どこまでが劇で、どこからが余分な動きだったのか判別しにくかったけど、「ザ・年中」らしい姿ではあった。
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そして最後に登場した年長は2クラスとも自分たちで作ったオリジナルストーリー。まずT組は、ステージに出る前に劇中に出てくるハンバーグを一切れずつ食べ「よーし!これで行けるぞ!」とテンションを上げた。
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いろいろな出来事があった後の終盤、「今までのは全部夢でした」とずっこけるところ。このオチが一番見てほしかった場面だろう。
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A組の劇には様々な悪役が登場するが、緑色の服を着たゾンビは、派手なジャンプで登場。何度かあった戦いの場面だが、よく見ると少しずつ違う演出が凝らされていた。
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大活躍だったナレーターの一人Yちゃんは、渾身の力を使い果たしたのか、劇が終わると原稿台の上に倒れるようにへたり込んだ。
2クラスとも、今までで最も集中力のある演技を見せてくれた。やはり本番の雰囲気は独特だし、それを味わってほしいのが、この会の大きなねらいである。



posted by Kaede at 00:00 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
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