年長は刈り取ってはぜ干ししていた稲の脱穀を行った。使うのは千歯こぎという先祖伝来の農機具。子どもには力のいる作業だ。わらくずは軽いので、わずかな風でも飛びやすく、こもれびホール中がワラだらけになる。
一人1回はやり、あとはやりたい子が何度もくり返すが、だんだん人数が少なくなる。そして最後まで残って「これで20回目!」とか言いながら根気強く続けるのは、なぜかいつも女子たちである。
年少、年中が担当している園庭の畑のサツマイモ掘り。苗植えはしていない満3歳M組だが、見ていると掘ってみたくなるので、ほんの一部を残しておいてもらった。額を寄せ合うような作業だったが、満足しただろうか。今年は暑さのせいか、全体的に収穫は少なめだが、そんな年もある。
運動会ごっこを行っている10月の園庭開放も今日の3回目で最終。参加した未就園児は今までで一番多かったので、お手伝いの年長児たちも張り切っていた。
年長T組の二人が作ったのは銃身の長いゴム鉄砲。運動会のクラス対抗ゲームで、相手方のA組が使った作戦だが、きっと気になっていたんだろう。そして、これがとても高性能で、的にしたボトルに次々と命中していた。