年長は、2戦目を明日に控えているクラス対抗ゲーム「ペッたおし」に向けて、道具類の制作、試行が続いている。転がった玉を回収するのに、長いストローで吸う作戦を考えたT組のSちゃん。やってみたけど「しんどい。無理」と分かった。「体験したことは理解する」(老子)。
一方のA組では、筒にひもをつけておいて、転がしたあと引っ張って回収する案が出たが、やってみるとそのひもに筒が引っかかって途中で止まってしまう。名案だが、さて実用化なるか。
満3歳M組の子たちは、初めての綱引きを副園長を相手にやってみた。12人対1人でまあまあ互角。相手が年長になると4人位がやっとになる。
輪になった子どもたちの周りを走る年少のかけっこ。自然に応援の拍手が湧くし、自分たちも走りたくなる。民主的な光景。先日も「保育園の運動会があまりにも軍隊式で、つくづくイヤになった」という人の話を聞いた。日本は民主国家ではなかったのか。先生の指示で一斉に動かなくてはならない軍隊式の運動会なんて、憲法違反だ!
運動会のことばかり書いているが、時間的には一日の中のほんの一部で、ほとんどは各自の興味に従った遊びの時間。黄金色に実った田んぼの隣の砂場では、異年齢の子が混じって水路作りに力を合わせる。