年中2クラスが初めてのかけっこ。一緒に走りたい子同士で走るので、勝っても負けてもとても楽しそうだが、やっぱり勝ちたい。応援にも熱が入る。もちろん「走りたくない」と回避する子もいたが、無理には引っぱらない。
年長では、一人一人が自分で選んだ技を披露する種目があるので、各自が何をやりたいかを聞き取った。野球、サッカー、屋根登りなどの定番だけでなく、コマ回し、ダンスなども出たが、本番までには揺れ動く子も多い。その他、2クラス対抗ゲームの名前も募集したら、これもどんどん妙案が出た。
お弁当が早く終わり、誰もいない園庭に出てきた満3歳児たち。トラックを走り回ったあとは、長縄跳びを回す格好、飛ぶ格好をしてみる。もちろんうまくはできないが、大きい子がしていることは一通りやってみたいのだ。
年長A組では、「トイレに花子さんからの手紙が貼ってあった」「置いといた段ボールがなくなってた」など「花子さん伝説」がなぜか盛り上がっている。「なんて書いてあるか読んで」と呼ばれたのは、オーストラリアからやって来ているT君。でも「これは英語じゃない。漢字だからぼくは読めない」と断られた。
ヒガンバナは神秘的。お彼岸になると何もなかった地面からニョキニョキと生えてきて派手な花を咲かせる。年中の子が摘んでいたら、年長児から「取っちゃいけんよ」と非難されていた。そういうルールはないのだが、大きくなるほど近寄りがたいオーラを感じるのかもしれない。