旧西国街道(山陽道)を歩いて刈り取りの終わった田んぼで遊ぶ「秋の里遠足」が行われた。満3歳児も全体行事としては初めて参加。600mぐらいだけだが、新幹線が見える山辺の道や緑のトンネルの下を、ドングリを拾いながら楽しんで歩いた。ちなみに年少の距離は約1.5km、年中、年長は約2.2km。
昼間は暑いほどの小春日和だったが、目的地の田んぼではお弁当を食べたあと、虫やカエルを追いかけたり、人間を追いかけたりして、思う存分体を動かした。
「柿を取りたい人」と呼びかけたら、予想をはるかに上回る子が集まり、脚立の前は長蛇の列になった。自分でもいだ柿を田んぼの石垣に座って丸かじり。これぞ秋の里の醍醐味。「腕白でもいい、たくましく育ってほしい」という古いCMが頭をよぎる。
田んぼの畔に群生しているノビルは、細いネギのような葉っぱ。「こんなのを見ると、つい三つ編みをしたくなっちゃうのよね」と年長女子。ノビルには迷惑な話だが。
年長は最後に近くの畑のイモ掘りまでした。さすがにパワフルで、ツルをどんどん引っ張った後、素手でガンガン掘り出し、あっと言う間に5つのカゴが山盛りになった。「腕白でもいい…」を、また思い出した。