園児が休みの日を利用し、広島市内H大学幼児教育科2年生の学生が園に来ての学外授業を行う。私の講義だけでなく、職員にも事例を紹介してもらったり、園の環境を案内したり、コマ回しなど遊びの体験も交える多彩な授業。今年の学生たちはとてもおとなしい印象だったが、それは1年生の時の授業がほとんどリモートだったため、学生同士の関係が薄いからだと気づいた。気の毒な学年である。感染が広がっているので、出来る限りの間隔を取り、扇風機で換気しながらの授業となったが、学生たちの集中力が高かったのは幸いだった。
実際の園の環境に触れるのが目的の授業だから、これだけはリモートではできない。昼食もできるだけ屋外に出てもらったが、気持ちの良い気候だったのが幸いで、学生たちも心地良い春風を楽しんでいた。
園の南斜面では、無数に咲いているノイバラの上をマルハナバチが飛んでいた。花から花へせわしなく移動する。