かえで幼稚園の子どもたちは自然に囲まれた中で頭と体と心をフルに使って遊びを創り続けています。(広島県廿日市市:宮島を見下ろす高台の幼稚園)

2025年11月06日

肥える(成長する)

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脱穀のゴリゴリはまだまだ続くが、同時進行で、ゴリゴリされたお米を黒い紙に広げ、指先で米ともみがらに一粒一粒より分ける「ヨリヨリ」作業も始まっている。根気強さがいるが、集中することが心地良くなってくる作業でもある。
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天高く子ども肥える秋
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園内の畑で採れたサツマイモなどで作った豚汁と、みんなで拾い集めたクリを使った栗ごはんという、秋の味を楽しむ「芋煮会」が開かれた。朝から園内には豚汁の香りが流れ、食欲をそそる。栗ごはんを焚いたお釜の蓋が開けられると歓声が上がった。
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陽射しが暑い日だったので、園庭の木の下やテントの下、園舎の軒下など、思い思いの場所で食べる。1杯目を平らげ、おかわりに走る年長児。6杯食べたと豪語する勇者もいた。
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小学校の先生志望の年長Tちゃんが、年少のクラスの集まり時間に出張して、絵本を読んでくれた。ほぼスラスラ読むだけでなく、ときどき聞く人の方に顔を向けるところなど、すっかり保育者。
posted by Kaede at 18:01 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
2025年11月05日

幸せ

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年長の籾すりが始まった。担任が「お米の服を脱がすんだよ」と説明したら、自分の服を脱ぎ、気合いを入れて始めたK君。この人はあとで「米」の文字を書いたカードを額に貼り「お米マン」になりきっていた。一応正義の味方らしい。
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明日の芋煮会のために、各クラスでは割り当てられた野菜を切った。年中T組の担当は長ネギとハクサイ。
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職員室前のテラス屋根に野球のボールが乗ってしまった。枯れ枝を落とすためのカギのついた竹竿を出したが、結構長いので難しい。さらに、人はどんどん集まるし、アイデアは次々出てくるので「船頭多くして…」の混乱状態になる。でも、なぜかボール落としには成功する。子どもって不思議です。
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保育参加のお母さんとかくれんぼをする年少児。鬼の近くって意外と見つからないんですって。
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「幸せを呼ぶ青い蜂」とも言われるオオセイボウという美しい虫。最近ときどき見かけるのは、幸せ♡の予兆?
posted by Kaede at 16:49 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
2025年11月04日

支えてくれる人

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風が強かった3連休明けの園庭には、ドングリがどっさり落ちていた。拾うのはもちろんだが、大型三輪車で踏んだときのパチパチという割れる音も楽しめる。
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年長は干しておいた稲の脱穀作業を「千歯こぎ」という蔵出しの道具で行った。少しコツをつかむとポロポロと稲の粒が落ちていく音と感触がやみつきになる。年少の妹と並んでやってみるのも楽しい。しかし、明日からは籾すり(別名ゴリゴリ地獄)という、果てしない作業が待っているぞ。
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脱穀の後は、ごほうびとして甘い柿が待っていた。柿もぎの感覚を少しでも体験してほしくて、枝ごと持ってきた。実を辛抱強くくるくる回すと取れる。持って帰る子もいれば、その場で丸かじりする子も。
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年長の女子3人がダンスライブをやるというウワサを聞きつけて、午後のこもれびホールには年長児全員が集まってきた。即興の歌に会わせたダンスは本当に生き生きとしていて、アンコールでは大半の子がステージに上がって踊りまくった。
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車いすで来園されたのは、旧職員で川崎市に住んでいるHさん。ガンのため余命宣告も受けているが「かえで幼稚園に来たい」という思いのためか、検査の数値もぐっと良くなり、来訪が実現したとのこと。園内を巡り、屋根のぼりに軽々と登る子たちに拍手を送ってくれた。こういう思いにかえで幼稚園は支えられてきたんだな、と改めて思う。



posted by Kaede at 18:30 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
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