かえで幼稚園の子どもたちは自然に囲まれた中で頭と体と心をフルに使って遊びを創り続けています。（広島県廿日市市：宮島を見下ろす高台の幼稚園）

スナップエンドウもどんどん実っているが、収穫するためには畑の縁に並べてある丸太に乗らなくてはならない。そうすると足元が不安定になるので豆のツルにすがったりする。そのためツルが折れる。「幼児一人ひとりの行動の理解と予想に基づき、計画的に環境を構成しなければならない」と幼稚園教育要領には書いてあるが、植えるとき、そこまでは考えなかったよ。

4月の誕生会が開かれた。今年度初めてなのに、ビックリするぐらい落ち着いて集中していた。今年度初めて「だから」かもしれないが。

遊具「屋根のぼり」に鬼が登ってきた。「逃げろー！」。名付けて「天空の鬼ごっこ」

屋根のぼりはスイスイの子も、シイの木に登るのは簡単ではない。今日はたくさんの子が降園時刻間際まで挑戦し、何人かが成功した。人気の木だが、実は以前より幹も枝も太くなっているから難易度が上がっているのだ。

職員が見つけた妖精のようなこの虫は、一体何なのでしょう？全長は5ミリぐらいです。

「幼稚園の畑から連れて帰った青虫がサナギになったんよ！」

プリンターからイラストが出てきた。「この中に働きアリさんがおって、超スピードで絵を描いとるんかね」「ダンゴムシじゃない？」どっちだろう？

登園してくる子の「半袖率」がぐっと上がってきた。

そして「マイ飼育ケース持参率」も。

遊具「屋根のぼり」のてっぺんは、幅18センチしかないから、立って歌って踊るには少々狭すぎる。でも「お立ち台」気分は最高！

3月に卒園記念品として注文した園庭のパラソルがやっと届いた。今までのより改良が加えられ、とてもおしゃれ。広い園庭からするとほんの一部ではあるが、これからの強い陽射しを遮ってくれる。

「のんびりと　ままごとはうすで　おちゃいかが」（かえで幼稚園カルタより）

森の急斜面をよじ登る。土止めの段は年少児には高すぎるが、必死でやっと登れた！かと思ったが、途中でちゃっかりどんぐりを見つけて握っている。

遊具風の塔の3階に上りたいKちゃん。今日は登れなかったけれど、大きな達成感と成長が3階で待っているから、フジの花と同じ色の帽子で、またがんばろうね。

手押しポンプから長いホースで水を引く。「水、行ってるー？」「まだー！もっとがんばって−」年少児にとっては結構重いハンドルだが、がんばるとも。

春の彩り定食はいかが？

人気の乗り物遊具ゴーカート。休んでるヒマがないほど次々に子どもたちが乗ってくるので、ちびたべダルが遂にはずれた。テーパー状に摩耗した軸が、遊び込みの深さを物語っている。

園庭の畑のスナップエンドウが太ってきたので、今日から収穫。

採りたては生でも美味しいが、炒め物にするため筋を取るのも楽しい。担任が「帽子も取ってね」というと、Aちゃんは自分の帽子を脱いで奮闘。

砂場に掘った穴に水を入れて「温泉」作りにいそしむ子たち。まぶしいほどの新緑に囲まれて遊べるのも、幸せの一つ。

泥んこでごちそう作りに集中している年少児には、「片づけよー」の声も風の音ぐらいにしか聞こえない。でも頃合いを見計らってやって来た職員が、「いただいてもいいですか？」「うーん、おいしーい！」「ごちそうさま。じゃあ片づけようか」と言うと、すんなり片づけに入った。指示に従えることより集中できることの方が、今は何倍も大切。

各担任による家庭訪問が昨日から始まっている。年長A組では、今日訪れる家の順番を担任がホワイトボードに書いたが、早く来てほしくて番号を書き換える子や、うれしくてハートで埋め尽くす子もいた。子どもたちにとっても大きなイベントなのだ。