かえで幼稚園の子どもたちは自然に囲まれた中で頭と体と心をフルに使って遊びを創り続けています。(広島県廿日市市:宮島を見下ろす高台の幼稚園)

2024年11月25日

友好

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3日間お休みをいただいたあとの幼稚園は、「そうさくらんど」モードが一段と加速していた。年中H組では車作りが盛り上がっていて、消防車とパトカーが併走していた。後ろの子が持っているのは消防車用のハンドル。
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年少T組のまん中にそびえているのはタワーマンションとのこと。最上階には幸せそうな家族が描かれている。
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標識作りが大ブームになっている年長T組。部屋の入口からしてこれ。
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オリジナルの標識も加わってきた。手洗い場の上に掲示されていたのは「出しっぱなし禁止」の標識。子どもたちが作るものは、既成のものであっても、彼らが考えていること、問題だと思っていることの一端が分かって興味深い。
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年長A組から廊下に伸びている線路は、年中H組を目指している。これを作り始めたのは、11月19日の日誌にも書いた「お城の屋根事件」に端を発している。その後の展開は(3日休んでいたので)よく見えていないが、とにかくこれは「友好の鉄路」であるらしい。
posted by Kaede at 21:54 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
2024年11月19日

現場での学び

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昨日、園の西側のフェンス最上部まで登り、身を乗り出した満3歳児がいた。チャレンジ精神は結構だが、落下の危険が大きい。対策としてフェンス上部に手が入らないようなネットを張った。標識に凝っている年長H君は、事情を聞くと早速「落下注意」の標識を作ってくれた。

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かえでの森の遊びについて、夏に実践発表をした職員のグループが、森の広場に工作の材料になりそうなものをいろいろ置いてみた。竹の筒と藤づるを使って、早速こんなものができちゃった。

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遊具「屋根のぼり」から下りるのがうまくいかなくて泣き出してしまった年長Mちゃんを、男子が作ったヘビを集合させて元気づけようと試みる友だち。1匹目では泣き止まず、2匹目で涙が止まり、3匹目で笑顔が出た。ヘビヘビ作戦大成功!

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年長A組に作られていたお城で遊んでいた年中児たちが、調子に乗りすぎてお城の屋根を壊してしまった。その時の担任の様子を、見学に来ていた京都の学生たちが見ていた。壊した子を責めることなく、それでも自分たちがやったことは自覚し、どうすれば良かったかを考えられるように、そして壊された子たちも納得がいって前向きになれるような対応に、とても感心していた。プロの対応からいい学びを得てくれれば幸い。

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学生たちは、年長T組の集まりの時間にも注目していた。内容もだが、一人一人が好きな場所、様々な姿勢でいることにはじめは驚いたようだが、ちゃんと話し合いに参加し、集中している姿から、多様性の大切さに気づいたようだ。

明日から3日間、この日誌はお休みします。

posted by Kaede at 19:11 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
2024年11月18日

職人仕事

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みんなで大きなものを作ろうというクラスが増えてきた。年中T組でも朝から「槌音」が響いてくる。これらが何になっていくのか、子どもたちの頭の中には設計図があるはず。
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年長A組の床に伸びているのは、段ボールに黒い絵の具を塗った「道路」。「どうしてテープを貼ってるの?」「触ると絵の具が手につくから」とS君。すき間がないよう気持ちを込めて仕事を進める。
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満3歳児クラスの屋根の上に出た虹。朝日なので低いところだから、抱っこしてもらったらよく見えたよ。
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サッカー場と先生を独り占め。朝早く来て、得しちゃった(必ずではありません!)。
posted by Kaede at 19:10 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
2024年11月15日

ストーリー

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出直し遠足を予定していた年中組だが、またしても雨。それならそれで、次の大きな行事「そうさくらんど」に向けて楽しめばいいのさ。H組の子たちは大変身に夢中。
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もう一つのT組も、みんなで何を作るかを話し合った。これはその議事録。思いついたものを出しきった、という感じ。
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年少T組では、積木の絵本を読んだのを発端に、クラスにある積木を全部使った大作ができた。「まだ足りない!」という声に応え園にある材木を同じ寸法に切って20個あまり追加。大いに喜んでくれたが、どこに使われたかすぐに分からなくなった。
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生き物好きが多い年長T組の子たちは、いろいろな生き物を作った。そしたら、それらが住む池を作ることになった。釣りが盛んになった。次に池に注ぐ滝が作られた。滝の周りには石が取り付けられた。滝に打たれて修行をする子が出てきた。そしたら、取り付けてあった石が落ちてきた。これは危ない、と言うことで「落石注意」の標識が掲げられた。子どものもの作りは、豊かなストーリーを伴って進む。
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午後、強くなった雨の中を葉っぱの傘で歩いてきた年長児。「濡れなかった?」「ぜーんぜんへいき!」
posted by Kaede at 18:35 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
2024年11月14日

体験型宿泊

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年中H組に行ってみると、大きな段ボールで作った小部屋があり、ドアを入ると「ゆうれいホテルにようこそ」とのこと。厨房やレストランもあるが、「ガイコツの抱っこ体験ができます」というのが、このホテルの売りだ。ただし有料。
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11月の誕生会には、未就園児の親子登園クラス「かえでっこクラブ」のお母さんたちが登場。手袋を使ったパフォーマンスと合奏を披露してくださったが、2歳の子も思わぬ形で初ステージを踏んだ。
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最後は11月生まれの誕生児も登壇して大合奏。フロアからはいつも以上に「アンコール」の大きな声が上がった。
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満3歳児D組では、順番に積木を1個ずつ積んでいき、倒れたら負けだよ、というゲームが行われていた。自分の番になると、本当に慎重に丁寧に緊張して積んでいく。順番を待つ子も固唾を飲んで見守る。
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下駄箱の上に野鳥が糞をするので、落ち葉で縄のれんを作ってみた満3歳児M組だが、効果が今一つのようなので、ガラス窓に子どもたちの顔写真を貼り、にらみをきかせることになった。でも鳥を邪魔者扱いしているのではない。ちゃんと隣には「ここに止まってね」と、ブランコも作ってあげている。
posted by Kaede at 18:51 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
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