かえで幼稚園の子どもたちは自然に囲まれた中で頭と体と心をフルに使って遊びを創り続けています。(広島県廿日市市:宮島を見下ろす高台の幼稚園)

2024年09月08日

貴重な20時間

卒園した小学校6年生が、金曜日の夕方幼稚園に集まり、1泊2日を過ごす「卒園生キャンプ」が行われた。
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受付が終わると、取りあえず晩ご飯のためにかまどに火をつける。見ていると薪やたき付けの小枝の入れ方、火の付け方などかなりメチャクチャで、これではとても火はつかないだろう、と思いつつ黙って見ていたが、何とついてしまった。セオリー無視でも念ずれば通ず、ということか。
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遠くに引っ越した一人以外は全員が集まったという、驚異の出席率!。こもれびホールに集まっての「始まりの会」で、一人一人自己紹介してもらったが、みんな堂々としていたよ。
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その後、年長の時の2クラスに分かれて過ごす時間。旧T組で当時みんなで作った絵本を担任が開くと、一人一人が登場する場面に熱い目が集まった。
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クラスで得意のコマの技を見せてくれたK君。驚くような大技が成功し、クラスの仲間や職員から賞賛の拍手が湧いた。
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旧A組では、床を叩く音でリレーするゲームをしていた。みんなの心が1つになる感覚が蘇る。
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2日目の昼食は、各自が作ったピザをピザ窯で焼く。去年よりもスピードアップの方策が講じられたが、それでも一人一人焼くので時間がかかる。その間、将来使うための薪を割る作業を有志にしてもらった。慣れるとクセになる作業みたいで、男子たちの注目の中、黙々と薪割りを続けるYさん。
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そして、暑い中でのピザ焼き。慣れないピール(ピザを窯に出し入れする道具)を扱う姿はみんな真剣。
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みんなで過ごした時間はあっと言う間に過ぎて「終わりの会」を迎えた。幼稚園時代の写真をスライドショーで見たあと、旧担任からのメッセージに耳を傾ける。一人一人が自分らしく、大人への階段の第1歩を堂々と踏み出しているような力強い印象を受けて、とても頼もしく感じた20時間だった。また会いましょう。
posted by Kaede at 23:06 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
2024年09月06日

自己制御

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手を使わない、ということは分かっているが、転がってくるボールを止めようとすると思わず手が出そうになる。その「本能」を必死で抑えているのが分かる3歳児のサッカー。
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輪になって職員のウクレレに合わせ演奏を楽しむ年長児たち。タンバリンを叩くE君は汗だくの熱演。
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お昼。こもれびホールに迷い込んだのは若いニホントカゲ(子どもたちは「ニジイロトカゲ」と呼ぶ)。子どもたちがお弁当を食べているうちに逃げておいた方が身のためだぜ。
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カラスを追い払うために作られたかかしの「血だらけ君」を追い抜くほど大きくなった田んぼの稲。もう役割を終えたと言っていいだろう。
夕方から、卒園した6年生が集まってきて、1泊2日の「卒園生キャンプ」に突入しましたが、そのことはまた後日お伝えします。
posted by Kaede at 00:00 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
2024年09月05日

基本に返る

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徳島県のN幼稚園が行った公開保育に参加。この園を訪れるのは3回目だが、いつも基本を改めて確認できるような深い学びがある。原則として写真撮影はNGということだったが、何年かの失敗の後、やっと卵からの孵化に成功したという子亀だけ撮らせてもらった。動物小屋にいた年長の女の子が「ちっちゃいけど、爪がちゃんとあるんだよ」など、カメについて15分ぐらい熱く語ってくれた。
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写真を撮らない代わりに、なるほどと思った環境などをスケッチした。もちろん拙い絵だが、写真よりもしっかりと観察するし、印象に残る。
posted by Kaede at 00:00 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
2024年09月04日

経験知

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まだ暑いのだが、分解したプール部品を倉庫におさめる作業を全員で行った。6月に運び出し作業をやったときと同じなので、大きい子と小さい子の連携もスムーズだった。
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砂が詰まりやすく、詰まると掃除が大変だった手押しポンプの排水部分を改良するため、木製のすのこを作ってみた。もし詰まっても掃除が楽になる…はずだが。
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畑の土を手押し車に載せて移動していた年中T組の子たち。大人用の車は難しく、押しはじめるとすぐに傾いて土がこぼれてしまった。その後はみんな躊躇して押し手がいなくなった。しかし、勇気を出したMちゃんが挑戦すると、みんなで何とか運び終えた。
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保育2日目の満3歳児クラス。「遊びに行ってきまーす」と元気いっぱいの子もいるが、くつ、がんばって履いてね。
posted by Kaede at 22:07 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
2024年09月03日

一人前

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砂場の上のブドウ棚が丸々と実った。もっとあったはずなのだが、カラスに取られたらしく、貴重な数房。一人一粒しかないので、美味しそうな1個を選ぶため、Mちゃんは大きな目を一層大きくした。
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台風で延期になった8月生まれの誕生会が行われ、誕生児を交えてのミニ運動会で盛り上がった。
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一方、満3歳児の2クラスの子たちは今日が初登園。泣き声も聞こえたが、遊びに集中する姿もちらほら。数日は午前で終わる慣らし期間となる。
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帰る前には、昨日もらったクラスカラーの帽子に、個人の印をつけてもらう。これで一人前だ。
posted by Kaede at 21:30 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
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