かえで幼稚園の子どもたちは自然に囲まれた中で頭と体と心をフルに使って遊びを創り続けています。（広島県廿日市市：宮島を見下ろす高台の幼稚園）

明日（30日）から2学期が始まる予定でしたが、強い台風が接近しているため臨時休園といたしました。出鼻をくじかれた形です。さらにショックな出来事は、今朝来たら白いウコッケイの「しーちゃん」が死んでいたことです。傷があったので、何らかの外敵にやられたのかもしれません。黒い「くーちゃん」に続いての訃報で、残念です。

今年もがんばってきました。東京で開かれた幼児教育実践学会でのポスター発表、「あつまれ、かえでの森」。

園に森があること自体が例外的な環境なのだけれど、自然と無縁のような園の先生たちも関心を持って、たくさん集まってくれた。5人の職員は「お客さん」への説明に追われ、2時間半の発表時間では足りないぐらいだった。

ポスターに似顔絵が載っているのが、メンバーの職員たち。この研究に添って少しだけ手を入れた「かえでの森」で、子どもたちの遊びが変わってくるでしょうか。一番下の私が言っているとおり｢2学期が楽しみ」です。

「園長室」改め「多目的室｣の改装工事が終わりました。今まで裏側から入っていて倉庫の部分が、新しくトイレ、手洗い場、授乳コーナーなどに生まれ変わりました。「子育て支援室」と呼んでもいいかもしれません。2学期から早速稼働します。

園長室（応接室）を、「かえでっこくらぶ」など、子育て支援の機能を充実させる工事が続いている。夏休みの幼稚園っていつもこんな感じ。

これを整理するところから2学期の準備が始まる。

今月下旬に開かれる「幼児教育実践学会」に向けて、有志の職員グループによる発表用のポスター作りも大詰めを迎えている。山登りは9合目で半分と言われるが、仕上げの段階に入ってから、一字一句にまでこだわる議論が続いている。

かえでの森での遊びをもっと充実させたい。そのためにはどんな環境や援助が必要だろうか、というのが研究の目的。発表名は「あつまれ、かえでの森」。去年の発表も、某ゲームソフトをもじらせていただいたような…。