年少の積木コーナー。数人+カメラマンがひしめく。狭い空間だが、挑む、試す、つながる、想像するなどの遊びの要素がいっぱい詰まっている。そして壊れても立ち直そうとする「態度」の育ちも。
どろだんご作りがどうしてこんなに子どもを没頭させるのか。その理由を言葉で説明するのは難しい。でも、一緒にやってみれば納得する。
「見て見て。手の上で回せたよ!」「ほんとだ!」「すごい!」。しかし誇らしいこの場面までには、何十回もの失敗があった。積木も、どろだんごも、コマ回しも、「失敗なんか大したことじゃない」と教えてくれる。
放し飼いにされている時間は、自分で土を掘ってはエサ探しに夢中になっているウコッケイのしーちゃん、くーちゃん。でも「片づけだよ」と声をかけると、すぐに自ら小屋に帰っていく。どの園児よりも早い。この子たちは日本語を完全に理解しているとしか思えない。