かえで幼稚園の子どもたちは自然に囲まれた中で頭と体と心をフルに使って遊びを創り続けています。（広島県廿日市市：宮島を見下ろす高台の幼稚園）

園児対象に行われた先日の園庭開放にはたくさんのご参加、ありがとうございました。好評につき、明日の第2回目は学年毎に時間をずらして行います。ぜひたくさんの春を見つけに来てください。明日からいよいよ新年度。

小学校が終業式だったこともあってか、午後から卒園生がどんどん集まってきた。小1から高3まで、保護者も含めると50人以上にもなり、園庭は大にぎわいだった。

10年あまり前、卒園した小学生で「FCかえで」というサッカーチームが結成され、ジュニアの大会で結構いい成績を納めたが、高2、高3になった子どもたちがプレゼントしてくれたのは、寄せ書きが書かれた当時のユニフォーム。偶然だが、サッカー部にいた高校時代、私が付けていたのも11番だった。

保護者有志のご協力をいただき、春恒例の環境整備作業を行う。ところが雨。屋外中心に予定していた作業は全て中止となり、園舎内の清掃作業を行うこととなった。各保育室の窓ガラスや収納部分など、各自で見つけた重箱の隅を、ほうき、雑巾、歯ブラシなどで磨き上げていただいた。

子どもたちも古いシール剥がし、掃除機がけなど、普段の「お片付け」とは一味違う作業に、生き生きと取り組んでくれた。

お父さんたちには、こもれびホールステージのメッシュ天井をとり外す作業を、高い脚立を使って行っていただいた。とってもすっきり。

こもれびホールの天井から下がっているモビールも取り外し、数年ぶりに御身拭い。

どこで情報を手に入れたのか、園児のきょうだいでも何でもない卒園生もやって来て、活躍してくれた。ありがたいことだ。

職員たちが密かに準備を進め、私の「卒園式」を催してくれた。神奈川県から駆けつけた人を含む旧職員など、約40人が参加してくださり、いろいろな企画が進んでいたのに、私は全く気付かないまま、本当にサプライズで会場に入ることになった。現役職員の合唱は、園の歌を作った笠木さんの曲。指揮をさせていただいた。

こんなステキなケーキも出てきて、みなさんの思いがあふれる、うれしくもありがたい一日となった。まだまだ幼稚園や子どもたちのために働くつもりだが、園長退任が大きな節目であることは確か。感謝の気持ちを、新たなエネルギーに変えていきたい。

それにしても、何も気付かなかった私はかなり鈍感と言わざるを得ない。そして、すばらしい隠密作戦に成功したTHE TEAM KAEDEの底力を頼もしく思った。（写真は職員撮影）

3学期最後の日。終業式に向け大型積木を片づける。

そして、終業式の中では年長担任が各クラスカラーの玉を使い、年長の2クラスは幼稚園からいなくなって小学校に行く、というストーリーを手品仕立てで見せた。豆腐パックに時計を付けただけで、年少児も「がっこう！」と分かったところがすごい。

卒園式に間に合うように植えたチューリップ、咲いたよ。

午後、卒業式を終えた小学校6年生が、卒業証書を持ってたくさんやって来た。そして、まず走って行くのは、やはり「屋根登り」

今日で役目が一段落する父母の会役員さんも「屋根登り」で記念撮影。大人がこれだけ登っても大丈夫、ということを、体を張って証明してくださった。1年間、ありがとうございました。