「秋の里遠足」と名付けた遠足に、全園児で出かけた。歩く道は、万葉集のころからあったと言われている、旧西国街道。自然が豊かで車が来ない、遠足にはもってこいの道。
中でも目的地を前にして通る「緑のトンネル」は、この道のハイライトとも言える気持ちのいい場所。走るのはもったいないよ。
これだけの距離を歩くと、普段の生活で歩き慣れているかどうかの差が明らかに出るが、何はともあれ年少も満3歳児もよくがんばった。そして、目的地が見えると断然元気が出る。
その目的地は、刈り取りが終わり切りワラが敷き詰められた田んぼ。面積は昔の単位で1反(10a)。年長担任の男性職員は、群がる子どもたちを、ちぎっては投げ、ちぎっては投げの大奮闘。
年長の希望者は、今年大豊作の甘柿を、脚立に登って一個ずつ収穫。
柿は秋空の下で丸かじりするのが一番美味しい。もちろん、おみやげにしてもいいけどね。
陽射しが強かったこともあり、初参加の満3歳M組の面々は、迎えに来てくれた帰りのバスまでの道もお疲れの表情。