かえで幼稚園の子どもたちは自然に囲まれた中で頭と体と心をフルに使って遊びを創り続けています。(広島県廿日市市:宮島を見下ろす高台の幼稚園)

2023年10月31日

秋の里をめざして

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「秋の里遠足」と名付けた遠足に、全園児で出かけた。歩く道は、万葉集のころからあったと言われている、旧西国街道。自然が豊かで車が来ない、遠足にはもってこいの道。
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中でも目的地を前にして通る「緑のトンネル」は、この道のハイライトとも言える気持ちのいい場所。走るのはもったいないよ。
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これだけの距離を歩くと、普段の生活で歩き慣れているかどうかの差が明らかに出るが、何はともあれ年少も満3歳児もよくがんばった。そして、目的地が見えると断然元気が出る。
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その目的地は、刈り取りが終わり切りワラが敷き詰められた田んぼ。面積は昔の単位で1反(10a)。年長担任の男性職員は、群がる子どもたちを、ちぎっては投げ、ちぎっては投げの大奮闘。
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年長の希望者は、今年大豊作の甘柿を、脚立に登って一個ずつ収穫。
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柿は秋空の下で丸かじりするのが一番美味しい。もちろん、おみやげにしてもいいけどね。
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陽射しが強かったこともあり、初参加の満3歳M組の面々は、迎えに来てくれた帰りのバスまでの道もお疲れの表情。
posted by Kaede at 17:58 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
2023年10月27日

根気

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年長は刈り取ってはぜ干ししていた稲の脱穀を行った。使うのは千歯こぎという先祖伝来の農機具。子どもには力のいる作業だ。わらくずは軽いので、わずかな風でも飛びやすく、こもれびホール中がワラだらけになる。
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一人1回はやり、あとはやりたい子が何度もくり返すが、だんだん人数が少なくなる。そして最後まで残って「これで20回目!」とか言いながら根気強く続けるのは、なぜかいつも女子たちである。
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年少、年中が担当している園庭の畑のサツマイモ掘り。苗植えはしていない満3歳M組だが、見ていると掘ってみたくなるので、ほんの一部を残しておいてもらった。額を寄せ合うような作業だったが、満足しただろうか。今年は暑さのせいか、全体的に収穫は少なめだが、そんな年もある。
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運動会ごっこを行っている10月の園庭開放も今日の3回目で最終。参加した未就園児は今までで一番多かったので、お手伝いの年長児たちも張り切っていた。
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年長T組の二人が作ったのは銃身の長いゴム鉄砲。運動会のクラス対抗ゲームで、相手方のA組が使った作戦だが、きっと気になっていたんだろう。そして、これがとても高性能で、的にしたボトルに次々と命中していた。
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posted by Kaede at 00:00 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
2023年10月26日

コンサートホールに

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10月の誕生会では、保護者Hさんにヴァイオリンの演奏をしていただいた。子どもたちにとってはほとんど知らない曲だったようだが、その割にはよく聞いたと言えるだろう。アンコール曲の「情熱大陸」は、客席を歩きながらの演奏なので、子どもたちも情熱的になった。
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園庭の畑では年中T組がサツマイモ掘り。狭いので1クラスずつしかできないし、お芋に当たらない子もいるが、育てているものが遊び環境のすぐそばにあるというのは、かけがえがない。
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センダンの実を取ろうと努力する年中児たち。どうして子どもって木の実が好きなのだろう。それにしても右の人、バランスが絶妙過ぎない?
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おやつで配られた柿がよほど美味しかったのか、年長K君とAちゃんは園庭に種を埋めることにした。「踏まれないところで、大きくなってもいいところで…」と悩んだ末選んだのは芋畑のすぐ近く。甘い柿の種を植えても甘い柿は実らない、という事実は、もちろん伏せておこう。
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鬼ごっこで走り回る年長児。すごく見つかりにくいけど、もし見つかったら逃げ場がないところに隠れている子、分かりますか?
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posted by Kaede at 17:27 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
2023年10月25日

没頭

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一週間前のA組に続き、年長T組が陶芸作りに出かけた。庭の大テント下で作っていたY君、I君は、どんどんインスピレーションが湧き起こってきたのか、お弁当を広げる友だちを気にもせず創作に没頭。結局I君は「お弁当は幼稚園に帰って食べる」と宣言して、帰る時間まで粘土の世界に浸った。羨ましいほどの集中力。
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陶芸に行く道には田んぼが多い。その中に、幼稚園と同じ「はぜ干し」の田んぼを発見した「子ども新聞」のカメラマンは、運転手さんに徐行運転してもらってパチリ。
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園内の畑では年中H組がサツマイモ掘り。副産物の芋づるでは、早速綱引きごっこが始まった。(職員撮影)
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年少S組の欄間窓に飾ってあったコラージュ「秋のお散歩」?。Mちゃん作。
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かえで幼稚園には制服はないが、流行はある。
posted by Kaede at 17:34 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
2023年10月24日

ドキドキ

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かえでの森の急斜面をよじ登る満3歳M組の子たち。上のステージまで上がった子から、次に上がってくる子に送られる「がんばれ、がんばれ」の声援が森に響く。
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園内の畑でサツマイモ掘りが始まった。初陣は年少S組。初めてのことでよく分からないけれど、先生に言われて葉っぱを引っ張ったら、おや!お芋がついてきた。こりゃ面白いや。
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日に日にパワーアップする野球部。今日のスコアはずいぶん乱打戦の様相。算数なんか教えていませんけど、2桁の足し算もできちゃうんだ、とびっくり。頭の中をどう動かしているのだろう。
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オーストラリアから一時入園しているT君のダディーが保育参加で来られた。せっかくなので『ぐりとぐら』の英語版"Guri and Gura The Giant Egg"を読んでいただき、子どもたちはネイティブの英語に聞き入った。大きな体だけど、子どもたちの前で読むのは結構ドキドキだったらしい。
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園庭のあちこちにあるウバメガシの生垣を一部撤去した。創立時に植えたものだが、フェンスの外の森がこれだけ茂ったのだから、もう役割は終えただろう、という判断。園庭がまた少し広くなった。備長炭を作りたい人がいたら、切った木を差し上げますよ。

posted by Kaede at 18:45 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
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