かえで幼稚園の子どもたちは自然に囲まれた中で頭と体と心をフルに使って遊びを創り続けています。(広島県廿日市市:宮島を見下ろす高台の幼稚園)

2023年09月29日

遊んでぼくらは賢くなる

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第1戦を終えた年長のクラス対抗ゲーム「ペッたおし」では、円の中には一切入れないというルール変更が行われた。今まではPETボトルを倒すために使った玉や筒などを回収するときには入れたが、それができないとなると、新たな作戦を考えなくてはならない。T組では早速会議が開かれたが、Y君の「扇風機を前向きにしたり反対向きにしたりする」という案。Sちゃんの「長いストローでチューッと吸う」という案など、またまた頭がフル回転。
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今日は仲秋の名月。年少S組ではクラスの前にススキを飾り、きな粉のだんごを作った。余ったのをもらえた他のクラスの子はラッキー。
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私の作業場から見た満3歳M組の子どもたち。ジャンプしながら歌を歌う底抜けな明るさは、見ているだけで幸せを分けてもらえるよう。
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虫網がなければ自分で作っちゃう。そして、さっき飛んでいたアゲハをねらう。成果ではなく、創造的な生き方が貴い。「かえでっこ」の本領発揮にエールを送りたい。
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金曜日の午後は大そうじの日。園庭のゴミ箱を回って袋が一杯になった年長T組の子たち。こぼれたゴミで、前日の誕生会で行われた形の玉入れを楽しむ。何でも遊び。何でも遊具。
posted by Kaede at 00:00 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
2023年09月28日

勝負の日

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誕生会では、9月生まれの子たちと職員が2チームに分かれ、ミニ運動会を行った。観客席も一体になり大いに盛り上がった。
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「アンコール」の声に応えて行われた職員1人対2人の綱引きで、負けて倒れ込んだ元担任の男性職員を慰める年中Sちゃん。
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午後、年長はクラス対抗ゲーム(名前は「ペッたおし」に決定)の第1戦を行った。各自がスナイパーとなるパチンコ作戦を採用したA組は自信満々。「エイエイオー!」と力強く戦いに臨んだが…。
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坂道ゴロゴロ作戦を主に戦ったT組の方が上回り、25対14でT組の勝ち。
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試合後は早速両クラスとも振り返りの会。敗れたA組の方がより熱が入る。T組のような作戦に変更する意見も出たが、真似はしたくない。今の作戦を強化すべきだ、という声も。こういう議論は本当に面白い。そんな中、骨のヒビで今日は見学となったK君の意見は、客観的なのでみんなも注目していた。さて、1週間後の第2戦でリベンジなるか。
posted by Kaede at 17:11 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
2023年09月27日

オーラ

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年中2クラスが初めてのかけっこ。一緒に走りたい子同士で走るので、勝っても負けてもとても楽しそうだが、やっぱり勝ちたい。応援にも熱が入る。もちろん「走りたくない」と回避する子もいたが、無理には引っぱらない。
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年長では、一人一人が自分で選んだ技を披露する種目があるので、各自が何をやりたいかを聞き取った。野球、サッカー、屋根登りなどの定番だけでなく、コマ回し、ダンスなども出たが、本番までには揺れ動く子も多い。その他、2クラス対抗ゲームの名前も募集したら、これもどんどん妙案が出た。
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お弁当が早く終わり、誰もいない園庭に出てきた満3歳児たち。トラックを走り回ったあとは、長縄跳びを回す格好、飛ぶ格好をしてみる。もちろんうまくはできないが、大きい子がしていることは一通りやってみたいのだ。
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年長A組では、「トイレに花子さんからの手紙が貼ってあった」「置いといた段ボールがなくなってた」など「花子さん伝説がなぜか盛り上がっている。「なんて書いてあるか読んで」と呼ばれたのは、オーストラリアからやって来ているT君。でも「これは英語じゃない。漢字だからぼくは読めない」と断られた。
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ヒガンバナは神秘的。お彼岸になると何もなかった地面からニョキニョキと生えてきて派手な花を咲かせる。年中の子が摘んでいたら、年長児から「取っちゃいけんよ」と非難されていた。そういうルールはないのだが、大きくなるほど近寄りがたいオーラを感じるのかもしれない。
posted by Kaede at 17:07 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
2023年09月26日

運動会モード

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運動会に向けて、観客席や走路の目安となるロープを金槌で打ち込む作業を、登園してきた子どもたちと行った。年少Mちゃんも、初めての作業ながら力強く打ち込んでいた。張り終えたら、早速走路を走り回る姿が見られた。
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年長T組が綱引きをしようとしたが、相手になるべきA組は部屋で会議中。そこで職員数人と対戦し、その様子を他のクラスも見ていた。案の定、どのクラスの子も「やりたい!やりたい!」と身を乗り出してきたので、様々な組み合わせでの綱引き大会となった。初めての綱引きに初勝利で大喜びの年少T組。
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午後は年長A組と職員6人(私を含む)が対戦。拮抗した展開から、少し職員チームが有利になった。その時「今年初めての綱引きなのに、子どもたちに勝っていいのだろうか」という迷いが私の頭に生じ、力が緩んだ。そのとたんに子どもたちが有利となり負けてしまった。本気で口惜しがる職員もいた。あのまま迷いなく勝ちきるべきだった、とちょっと反省。何はともあれ、幼稚園は一気に運動会モードに入った。
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かえでの森に散歩に行った満3歳M組。R君は見つけてきたドングリとセミの抜け殻を、大好きな車の上に載せてみた。不安定だったががんばった。
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コマ回しで、砂時計と競争する年長T君。コマの方が形勢不利と見るや、砂時計を上から押し始めた。こうすると砂が速く落ちるんだそうだ。気持ちは分かるが、科学的にはあり得んね。
posted by Kaede at 17:17 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
2023年09月22日

帰ってくる

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年少2クラスがサッカーコートを回るかけっこをみんなでやってみた。直線を走るより、1周して担任やみんなのところに帰ってくる方が楽しそう。今年の運動会はこの方式になるかも。
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自然林の遊び場「かえでの森」では、クリがどんどん落ち始めている。割れ目を靴で踏んで広げて、指で慎重に取り出す。収穫したクリは職員室のざるに集めておいて、いずれの日にか栗ごはんにする。
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一昨日、年長のクラス対抗ゲームのルール説明会で、「道具は自分たちで考えよう」と言ったら「イヤだー!」と言っていたHちゃん。今日は登園してきたとたん軍手をつけて、昨日作った道具の改良に、やる気満々。
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右手の上で回したコマを、右手から左手に、左手から右手に飛ばす「お手玉」という技を成功させたK君に、女子たちも唖然。
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金曜日の午後の片づけは大そうじ。年中H組の子たちは、いつもの持ち場だけでなく、サツマイモ畑の草取りもしてくれた。
posted by Kaede at 16:48 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
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