かえで幼稚園の子どもたちは自然に囲まれた中で頭と体と心をフルに使って遊びを創り続けています。（広島県廿日市市：宮島を見下ろす高台の幼稚園）

昨日とは打って変わっての快晴。プール日和であるが、新園舎前の畑ではサツマイモの苗植えもあったし、未就園親子のための園庭開放もあり、園庭は多様な動きが同時進行。

年長A組は担任の鍵盤ハモニカに合わせてプールでのゲームを楽しんだ。

暑い日の人工の雨は大歓迎（年中H組）

園庭の畑は拡張されたものの、年少、年中の子たち100人以上が苗を植えるのだから、苗は2人で1本程度。穴を掘る人と植える人に分かれるなどワークシェアをしながらの作業。狭いが、成長の様子が身近で見られるのは何より。

年少R君が「みかんを植えてもいいですか？」と聞きに来た。そして、お弁当に入っていた種を園舎の裏に丁寧に埋め、看板も立てた。実はその横にある木も20年以上前の園児が埋めたグレープフルーツの木だが、いまだに実はならない。

毎年のように来られていた岡山の大学から、4年ぶりに学生たちが見学にやって来た。園舎の裏の狭いところを案内していたら、前から来た年中児たちが「はい、通りまーす、通りまーす」と言いながらすれ違っていった。

コマ回しに挑んでいた年長Hちゃん。3回目に成功したときには大きな声でふれ回り、4回目のときにはこもれびホールを1周走り、5回目の成功時には10回以上飛び上がった。その後5回目に挑んだシャイなS君は、そのことを私に告げることがなかなかできず、担任に励まされ、私の誘導尋問に応じて、やっと小さな声で「4回回った」と言った。今日の成功者はこの二人。

プール開きはあいにくの小雨模様だったが、年少から開始。初めての子も多いので水深は足首より少し上程度。はじめは慎重に、でもすぐに走り回り、水のかけ合いが始まった。

年中はスタートからエンジン全開だが、太いホースから落ちてくる水を頭で受ける子もいれば、とりあえず手からだんだん近づく子もいる。それぞれのペースで遊びを深めてくれればOK

年長になると何でもありのダイナミックさ。小雨決行、中雨続行でがんばっていたら、「かえでっこくらぶ」で来ていた親御さんたちが「まだやってるの？」という顔で通っていった。その後さらに強い降りになったので、さすがに早めに終了した。

落とし穴の紙芝居を読んでもらった年少S組では、早速穴掘りを始めた子が出現。いいけど、園庭のまん中は固いよ。

年中H組の積木コーナー。何か美しい。

子どもたちが登園すると、園庭にプールがデーンと居座っていた。プール遊びの経験がある年中、年長の方が景色が変わったことへの反応が大きい。年少の子は「これ何？」みたいにキョトンとしている。

逆にプールサイドに敷くマットを組んでくれたのは、主に年少児たち。色と方向を合わせなくてはならないから案外難しいが、その難易度が、ちょうど年少児にヒットするのかもしれない。

昨日収穫したジャガイモを使って、早速ポテトチップスを作ってみた。年少S組でも大好評。

大きな葉っぱのアカメガシワの葉柄をくるりと結ぶと、きれいな輪になる。そこに棒をうまく通して釣り上げる。自然保育アドバイザーのK氏が教えてくれた遊び。

ハンドルの角度、フットペグ、ライトなどなどにこだわった愛車を乗り回すライダー。ちなみにナンバープレートには「こわさないでね」と書いてある。

園庭の畑でジャガイモを収穫した。植えたのが去年の満3歳児だから、収穫は年少児。思ったよりも大きいのが採れたが、こんなかわいらしいのも掘れたぜ。かわいらしさに惚れたぜ。

今週から始まるプール遊びの備え、午後の暑い中、職員がプールの組立作業を行った。イスラムのお姉さん方も手伝ってくれたので、約2時間で完成。

新しく11月から開設する予定の満3歳児クラスの名前を公募したところ、こんなにもたくさんの応募をいただきました。素敵なイラスト入り、熱い思いが綴られたもの、プレゼン風に何枚組にもなったものなど、皆さんの思いを大変ありがたく感じました。職員会議で検討しましたが、結果は後日発表します。