かえで幼稚園の子どもたちは自然に囲まれた中で頭と体と心をフルに使って遊びを創り続けています。(広島県廿日市市:宮島を見下ろす高台の幼稚園)

2023年06月30日

信頼感

230630fue.JPG
京都の私立幼稚園の園長先生たち15名が研修に来られた。ちょうど自然保育アドバイザーのK氏がイタドリの茎を使って作る笛の改良型で子どもたちと遊んでいた。園長たちが挑戦するのを、一足早くコツをつかんだ子どもたちは、ちょっと先輩ヅラで見ていた。
230630tanabata.JPG
こもれびホールでは、七夕の笹の少しでも高いところに短冊を吊るしたい子が、京都のお客さんに抱き上げてもらっていた。「ここの子たちは人なつこいですね」という感想もあったが、これはいいことだと思う。身の回りの大人を信頼しているということだから。
230630kapla.JPG
こもれびホールにあるカプラという積み木で年長児が高い塔を作っていたが、近くにいた年少の子が触ってしまって崩壊。乾いた高い音が響き、みんなの視線が集まった。でも子どもたちは残念がったり責めたりはしない。「また作ればいいよ」。壊れたらやり直す。人生も同じ。
230630iroha.JPG
コマ道場に新たに加わった砂時計。1分以上の長回しに挑戦する子が使う。3台が帰ってくる場所を「い、ろ、は」にしてみた。ナンバリングもいろいろあっていいだろう。
230630koma.JPG
その砂時計はこんなふうに使う。コマが勝つか、時計が勝つか。
posted by Kaede at 22:03 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
2023年06月29日

解読

230629pool.JPG
大玉スイカのビーチボールは年少でも大人気。みんなが追いかけるのでプールの隅に密集しがちなのはどの学年も同じだが、年長はすぐにスイカを持ち上げて別のところに飛ばす。年中もだんだんそれができてきた。年少はそこで固まると、ずっと動けないままである。今日もいい天気だったが、年少と年中1クラスが終わったところで急に強い雨になり、以降はコールドゲームになった。
230629ekicho.JPG
年長2クラスは地元のJR宮島口駅に出かけ、待合室に七夕の笹を置かせてもらった。もう何年も続いている恒例行事である。駅長さんからもお礼のご挨拶があった。観光客や外国人も増えてきた宮島の玄関口なので、1週間でどれほどの短冊がつけられるだろうか。
230629tanzaku.JPG
幼稚園のこもれびホールにも大きな笹2本が設置され、早速暗号みたいな短冊が下がり始めた。
230629jisshu.JPG
年長に来ている実習生が提案したのは、数人の子でランダムに手と手を繋ぎ合い、手を離さないで体を入れ替えたりしながら解いていく遊び。私もやってみたが、思いついたらすぐに行動するタイプの子がいると、なかなか解決しないのが分かった。
230629dango.JPG
私の前で突っ伏している年中H君は、寝ているのでも、土下座をして謝っているのでもない。ダンゴムシのお面をかぶり、ダンゴムシになりきっているのである。
posted by Kaede at 18:02 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
2023年06月28日

目まぐるしい天候

230628pool.JPG
予想外のプール日和となった。年中H組ではスイカ模様の大型ビーチボールが登場。追いかけたり空中に投げたり大いに盛り上がった。
230620drops.JPG
強い日差しの中、ホースで水をミスト状にまくと水の粒がいろいろな色に光る。神様の涙が地上に降って色とりどりのドロップスになった、なんて歌を思い出した。
230628thunder.JPG
ところが、年中のプールが終わったころ、「一天にわかに掻き曇り、稲妻走り雷鳴轟き、車軸を流すような雨が地面を叩きつけ」という状態になった。不安の表情になる子はどの学年にもいたが、一番ナーバスな反応をしたのは年中児たち。泣き出したり部屋の隅に固まったりしていた。空に近い2階の部屋だから?
230628nencho.JPG
プールが中止になってしまった年長は「スイカを膨らましたのはオレたちなのに(電動ポンプですけど)」と気持ちがおさまらない。そこで、こもれびホールを使ったスイカ転がし大会を行い、腹の虫を収めた。
230628snake.JPG
雨が上がったころ、園舎の裏にヘビが出現。アオダイショウだったから無毒だが、大きいので迫力がある。一番よく見えるこもれびホールの窓には、子どもたちと職員が群がった。
posted by Kaede at 17:23 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
2023年06月27日

感性

230627river.JPG
今年も川遊びのシーズンがやって来た。最初に出かけたのは年中2クラス。バスで15分走れば、上流に家も何もない清流に到着する。水しぶきを上げて走ったり、河原の砂を掘ったり、石でダムを作ったり、自生しているヤマモモの実を取って食べたり、思う存分自然を楽しんだ。
230627yago.JPG
生き物大好きの子たちは、漁網と箱眼鏡を手に奮闘。捕まったのは大きなオニヤンマのヤゴ。
230627teacher.JPG
小学校教諭の初任者研修ということで、地元の先生が一日幼稚園で過ごされた。子どもたちとの時間は「あっという間でした」とのこと。そして、子どもたちでできることがたくさんあること。自分は言いすぎているかもしれない、ということ。「もっと待つことをがんばります」などの気づきを話して帰られた。
230627cool.JPG
コマ回しで5回連続に成功したKちゃん。何度もジャンプし、担任に抱きつき、こもれびホールを2周ばかり走り回り、やっと落ち着いたのか、扇風機に当たってクールダウン。感性と表現は人それぞれ。
230627koma.JPG
片づけの時間。コマ道場の横で、コマのひもを揃えてしばり、コマとともに丁寧に自分の袋に収めるHちゃん。一連の動作を正座してやっているところが、いかにも「道場」らしくてかっこいいね。
posted by Kaede at 18:17 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
2023年06月26日

しっかり回す

230626koma.JPG
「コマ道場」の新アイテムは、1分間の砂時計。コマを回すと素早く時計をひっくり返す。コマが勝つか、時計が勝つか。回数だけでなく、しっかり回せることを目指すが、今のところ1分以上回せる子は少ない。
230626danger.JPG
「きけんだ」とかつぶやきながら絵を描く年長児。「毒ヘビ、毒グモ、毒キノコに火を噴く恐竜…」。子どもたちはなぜか危険生物が大好き。
230626corn.JPG
畑のトウモロコシに花が咲きました。早速人工授粉のやり方をネットで調べる職員たち。
posted by Kaede at 15:34 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
Powered by さくらのブログ