かえで幼稚園の子どもたちは自然に囲まれた中で頭と体と心をフルに使って遊びを創り続けています。(広島県廿日市市:宮島を見下ろす高台の幼稚園)

2023年04月28日

本当の意味

230428leaves.JPG
朝の園庭に小さなネズミが死んでいた。「猫が襲ったんよ」「鳥じゃない?フクロウみたいな」「イノシシかも」「クマかも」「動物のお医者さん、ボク知っとるよ」「もう遅いよ」など、取り囲んだ子どもたちのにぎやかなこと。結局園庭の隅に埋めてやることになったが、土をかけようとしたら「待って。葉っぱのお布団を掛けてあげるから」と誰かが言った。こういうのを本当のやさしさと言うのだろう。
230428reversi.JPG
年長T組の子たちがリバーシ(オセロゲーム)をやろうとしたら、駒が5個足りない。予備は置いてないし、ネットで調べたら補充用もあるが送料が高い。そうこうしていたら、子どもたちは切り抜いた白黒の紙を貼り合わせて作ってしまった。必要だと思うものは自分たちで作る。これを本当の意味での賢さと言います。
230428tsuchi.JPG
今日も朝から土運び。お陰様で全部終了。意欲的というのは、こういう子のことです。
230428shoes.JPG
年少のH君。下足室に脱いであった靴を、はじめは直線上に並べ、次は扇型に並べてみた。創造的な子ですね。
230428soyokaze.JPG
木造園舎の窓をいっぱいに開けると、春のさわやかなそよ風が吹き抜ける。預かり保育「そよかぜくらぶ」の集まり時間。
posted by Kaede at 15:57 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
2023年04月27日

Before,After

230427before.JPG
園舎裏の通称「どろだんご場」に補充するための真砂土が業者からダンプで届いた。早速朝から運搬作業。まず食いついてきたのは年少児、続いて年中、年長へと波及していくところが面白い。手押し車に土を乗せ、がんばって運ぶ(before)。
230427after.JPG
すると、帰り便では車に乗せてもらえるという特典がついてくる(after)。だからやめられない。
230427smell.JPG
自然保育のアドバイザーK氏が、アカメガシワの枝を持って来られた。はさみで数センチずつ切って子どもたちが皮をむく。簡単にむけて白いツルツルの棒になるところが、まず面白い。そして匂いを嗅ぐと「キュウリの匂い!」「メロンの匂い!」「リンゴの匂い!」など、様々な声が飛び交った。どちらかと言うと邪魔者扱いされる木だが、実はこんなに楽しめる。
230427shiran.JPG
「A先生、この花は何?」「しらーん」「B先生は?」「しらーん」「園長先生は?」「しらんしらん!」。冷たい職員が揃っているわけではなく、花の名前がシランなのだ。S君がニヤニヤしているのも、その答えを期待しているから。
posted by Kaede at 16:37 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
2023年04月26日

一日の長

230426tsumiki.JPG
片づけの時間。こもれびホールにあるレンガ型の積木を片づけるのに、4月に入った年少児はカゴにぽいぽいと投げ入れる。しかし、満3歳クラスから上がってきた子は隅から揃えて入れようとする。「一日の長」とは、まさにこのこと。そして、新入園の子もすぐに学習して並べてみようとする。自分の力で成長するとは、まさにこのこと。
230426enji.JPG
送ってきたお母さんを、泣きながら正門まで追いかけていった年少のSちゃん。お母さんの姿が見えないのが分かると、すぐに方向を変え「せんせーい」と、泣きながらクラスに走って行った。幼児はこうして園児になっていく。
posted by Kaede at 15:45 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
2023年04月25日

自由な形式で

230425portfolio.JPG
各クラスでは、担任が毎月「クラスだより」を発行しているが、今年度から発行頻度や形式については、今まで以上に担任の裁量に任せることにした。年長A組では一人一人にフォルダーを配布して、クラスの様子や個人の様子をポートフォリオのような形で綴ることにした。形よりも伝えたい気持ちがより大切になる。
230425nakayoshi.JPG
「同じ月生まれだよねー」。それで仲良しになれるのだ。
230425repair.JPG
年長A組のビー玉ころがし積木の部品が壊れたので、道具を持って出張修理。「本当に直せるの?」「失敬な!私に直せないものはない!(こともない)」。30分ぐらいかけてやっと終わりかけたころ、今度は「人形の椅子が壊れた」…。♪毎日、毎日壊れるものばかり 直し疲れて いやになっちゃうよー♪(「泳げタイ焼き君」の替え歌)
続きを読む
posted by Kaede at 16:58 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
2023年04月21日

初の

230421tanjo1.JPG
今年度初の誕生会を行った。年少児は何もかも物珍しそうだったが、職員の出し物で、入園式と同じキャラクターが出てくると、みんな一斉に注目。そして少しずつ前ににじり寄ってくる。
230421carpet.JPG
会の終了後には、年長児が椅子を片づけたり、カーペットを丸めたりしてくれたが、結果はこの有様。初めてだし、真っ直ぐ巻くのは結構難しいことを実感しただろう。しかし、3月に向かって徐々に上手になっていくのだ。
230421nasu.JPG
朝、紫のテープと丸めた新聞紙を持って私のところに来たY君。「ナスを作りたいんだよ」と。なぜナスなのか、よく分からなかったけれど、2人の共同作業で、見事美味しそうなナスになった。最後に緑のテープでヘタをつけて、大満足の完成。
230421dango.JPG
そしてこれは年長Yちゃん制作のどろだんご。木の枝でつけたヘタもしっかり固定しているし、チョークで着色した赤は艶まで出ていて、どう見ても立派なリンゴ。
230421relux.JPG
どうってことはない1枚だが、年少児もリラックスしてきたのが感じられるので載せました。
posted by Kaede at 17:19 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
Powered by さくらのブログ