年長T組では、部屋いっぱいに広がっていた街の中でも特に重要な線路と道路を片づける作業が行われていた。いずれも30センチぐらいの段ボールをつなげてあるが、それを丁寧に1枚ずつ切り離して、線路カードと道路カードに分けた。それぞれ数十枚ずつあるが、希望者が分けて持ち帰った。部屋がずいぶんすっきりしたが、さびしくもなった。
年中では2クラス合同で巨大な恐竜をどうするか会義が開かれていた。大勢を占めたのは「こもれびホールに持って下りて、他のクラスの子にも乗って遊んでもらう」というもの。名案だが2階の部屋からどうやって下ろすかが大問題。「力を合わせる」といういい意見が出たが、それだけでは無理。「知恵も合わせてね」とお願いして、この件は持ち越しになった。
年長中心のサッカーに、最近は年中、年少の子も混じることがある。年少児はボールが近づいてくるとつい手が出てしまうが、やっているうちに次第に出そうな手が引っ込むようになる。年少児にとってサッカーは衝動をコントロールする遊びとも言える。
満3歳児の入口のウッドデッキ。濡れた手を木に押しつけると手形ができる。何度も押すとだんだん薄くなる。「おもしろい!」と「なんでだろう?」が、きっと彼の頭の中で巡っているはず。