かえで幼稚園の子どもたちは自然に囲まれた中で頭と体と心をフルに使って遊びを創り続けています。(広島県廿日市市:宮島を見下ろす高台の幼稚園)

2021年12月15日

求む、名案

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年長T組では、部屋いっぱいに広がっていた街の中でも特に重要な線路と道路を片づける作業が行われていた。いずれも30センチぐらいの段ボールをつなげてあるが、それを丁寧に1枚ずつ切り離して、線路カードと道路カードに分けた。それぞれ数十枚ずつあるが、希望者が分けて持ち帰った。部屋がずいぶんすっきりしたが、さびしくもなった。
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年中では2クラス合同で巨大な恐竜をどうするか会義が開かれていた。大勢を占めたのは「こもれびホールに持って下りて、他のクラスの子にも乗って遊んでもらう」というもの。名案だが2階の部屋からどうやって下ろすかが大問題。「力を合わせる」といういい意見が出たが、それだけでは無理。「知恵も合わせてね」とお願いして、この件は持ち越しになった。
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年長中心のサッカーに、最近は年中、年少の子も混じることがある。年少児はボールが近づいてくるとつい手が出てしまうが、やっているうちに次第に出そうな手が引っ込むようになる。年少児にとってサッカーは衝動をコントロールする遊びとも言える。
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満3歳児の入口のウッドデッキ。濡れた手を木に押しつけると手形ができる。何度も押すとだんだん薄くなる。「おもしろい!」と「なんでだろう?」が、きっと彼の頭の中で巡っているはず。
posted by Kaede at 18:42 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
2021年12月14日

やったー!

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年長T組の子たちがころがしドッジをやっていた。それを見ていた満3歳児たちもやってみたくなった。年長でもはじめはちょっと難しいのに…。チャレンジ結構である。
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職員二人が投げる係になって始めたが、案の定、逃げるのではなくボールをつかまえる、蹴るなどが続出した。だんだん、習得する子も増えてきたが、逃げるとき、年長児はジャンプか横にステップするのに対し、満3歳児はボールを背に、追いつかれないように走る子が多い。逃げるってそういうものだよね。
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そうさくらんどで飾られた作品を、クラスによっては少しずつ片づけ始めている。大きな共同作品は引き取る希望者を募り、ジャンケンなどで決めるが、降園時、大作を得意そうに抱えているわが子を見た時、保護者によっては苦笑いになる人もいる。その気持ちもよく分かるが、Kちゃんのおかあさんは「やったー!」と大喜びで、カラフルなぞうさんを持って帰ってくださった。
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年少T組が育てているラディッシュ。小さな赤い実がついていた。やったー!
posted by Kaede at 17:50 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
2021年12月11日

そうさくらんど

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2学期締めくくりの行事「そうさくらんど」が行われた。展示されたものをゆっくり見ると、今日になって初めて気付くことも結構ある。年少のY君が作った戦車は、下半分と上半分が独立していて、紙筒を軸に使い上だけを回せるよう工夫されていた。驚いた。
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年長T組の「ミニチュアの街」にあった本屋には『ぐりとぐら』や『じごくのそうべえ』など、実在する絵本が数多く揃っていて、大型書店のように、上の本棚は梯子で登るようにできていた。
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多くの人がほめてくださったのが満3歳児クラスの雰囲気。木造の部屋はおしゃれなギャラリーのようだとか、コーヒーが出ればいいとか、こんなところに住みたいなどなど。気持ちよさそうにウッドデッキに座り込む人も多かった。
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2階の年中のバルコニーでは、目の前にあるコナラの大木が紅葉の真っ盛りを迎えている。オレンジ色に染まりながら宮島を眺める兄妹。

posted by Kaede at 23:35 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
2021年12月10日

前夜

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「そうさくらんど」前日。各クラスでは最後の飾り付けが行われた。10月に行った陶芸教室から焼き上がった陶器が帰ってきた年長では、一人一人に作品が手渡され、自分の手で陳列した。独特の輝きをご覧ください。
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大きな虫や乗り物が多い年少T組にあるのは車?列車?車輪の数からも力強い走りが期待される。
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年少S組のお店屋さん。開店準備を急いでまーす。
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満3歳児の部屋。木造の建物には描いたもの、作ったものをシンプルに並べるスペースがたくさんある。
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保護者やご家族有志の作品も、父母の会役員さんの手できれいに飾られました。感染対策のため滞在時間を限っていますが、見どころいっぱいの「そうさくらんど」。できるだけ全ての部屋を回ってくださることを希望します。
posted by Kaede at 21:33 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
2021年12月09日

ラストスパート

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「そうさくらんど」に向けての日々もラストスパート。年長では自分の下駄箱の掃除をしようということになった。小さいほうきで掻き出してみると、ドングリの帽子とかPETボトルのふたとか、いろいろ出てくる。下駄箱は小さな個人ロッカーだ。
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お昼前にはみんなで落ち葉かきを行った。アベマキ、モミジバフウなどが盛大に落とした枯葉を手押し車に乗せ、園庭の隅にある堆肥作りのプールに運ぶ。山盛りになったら大勢で踏んでまた入れる。もう少しするとコナラから大量の葉っぱが落ちるが、もうプールは満杯だ。
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「展示用に積木、借りてくよ」と年中児。この時期、こもれびホールの箱積木はだんだん減っていく。
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小春日和が続き、「外弁当」がまだいける。箸が転げても可笑しいお年頃の年長女子たち。新園舎のウッドデッキにて。

posted by Kaede at 18:55 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
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