かえで幼稚園の子どもたちは自然に囲まれた中で頭と体と心をフルに使って遊びを創り続けています。(広島県廿日市市:宮島を見下ろす高台の幼稚園)

2021年11月09日

交流

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年中では、今日から2クラスの間にある可動間仕切りを開けてみることにした。物珍しさもあってか、子どもたちは大喜びで2つの部屋を行き来していた。ただ広くしたということではなく、より広い人間関係にもつなげていきたいというのがねらいだが、それには一緒に遊ぶに限る。工作コーナーを2クラスの中央に置いたのもそのための工夫。
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年長の米作りでは、籾すりをした米を実と殻により分ける作業が続いているが、A組ではザルに風を送って殻を吹き飛ばす、というアイデアが出て早速実行中。なかなか効果的で楽しいが、部屋はもみ殻だらけになる。
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「筋トレ、筋トレ」と言いながら腕立て伏せをやっていた年長の男子たち。何かと思ったら、こんな組み体操をやりたかったんだ。
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コロナ対策で屋外でのお弁当を奨励していて、私もなるべく屋外に弁当を持ち出しているが、今日はかなり寒かった。明日はもっと気温が下がるらしい。そろそろ限界かな、と感じる。
posted by Kaede at 17:49 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
2021年11月06日

デイキャンプ

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毎年県北のキャンプ場で行っていた小学校5年生対象の卒園生キャンプだが、去年延期され6年生になった子どもたちに、1クラスずつ2週に分けて土曜日の幼稚園に来てもらう形でやっと実現した。宿泊ができないのは残念だが、集まった子どもたちには小さい頃の遊びやグループ毎に行うオリエンテーリングを楽しんでもらった。オリエンテーリングは園バスとの綱引きなど10種目。
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自由遊びの時間には、ピザ窯の燃料になる薪割りに挑戦した子もいた。
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夕食は、各自が作ったピザを、久々に火を入れた園庭のピザ窯で焼いた。自分で焼きたい子はピザ職人体験ができる。
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夕闇が深くなると、園庭でキャンプファイヤー。火遊びはいけません。でも安全で楽しければOK。半日だけのデイキャンプだったが、お腹と心は満たされただろうか。
posted by Kaede at 00:00 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
2021年11月05日

生活感

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年長の米作り作業は、もみすり(通称ゴリゴリ)が無事終わった。しかし、米と殻をより分ける次の作業(通称ヨリヨリ)こそ、さらに忍耐を要求される。クラスの話し合いでは風を使った省力化のアイデアも出てきた。試してみる価値が十分ありそう。作業しながら考えているんだ。
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砂場にできていたのは、巨大な山。しかもポンプから引いた水が山腹を貫くようになっており、ちゃんと流れる。さながら富士山と山中湖。かつて見たことのないようなダイナミックな仕掛けである。
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絵本「はらぺこあおむし」を、歌を含むパフォーマンスに仕上げた年中H組の子たちが、満三歳の子たちに見せてあげたい、ということで出張公演。ちょっと緊張した顔だったが、無事最後まで通し終えた。満三歳児たちも次第に引き込まれていったようだ。
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その満三歳児の部屋だが、壁や柱にいろんなものが貼り付けられるなど、生活感が一段と増してきた。生活感は安心感の裏返しである。
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2021年11月04日

成長

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2週間前には大きなハイタカが衝突死したが、今朝職員室前で死んでいたのは日本で最小クラスの野鳥であるミソサザイ。今年は鳥の当たり年かもしれない。
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イモ掘りが終わった畑で、年少T組の子たちが準備しているのはラディッシュを育てるプランター。作業中にジョウロから水がこぼれたが、H君はできた泥で、あっと言う間にどろだんごを1個作り上げた。
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そのプランター用に、園庭隅の堆肥場を掘ったら、大きなカブトムシの幼虫が出てきた。掘り出した新任職員は実は虫が大の苦手。でも「クラスで飼ってみようか」と子どもたちに提案するまでになった。環境を通じて成長するのは子どもたちだけではない。
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2021年11月02日

腕白遠足

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旧西国街道(山陽道)を歩いて刈り取りの終わった田んぼで遊ぶ「秋の里遠足」が行われた。満3歳児も全体行事としては初めて参加。600mぐらいだけだが、新幹線が見える山辺の道や緑のトンネルの下を、ドングリを拾いながら楽しんで歩いた。ちなみに年少の距離は約1.5km、年中、年長は約2.2km。
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昼間は暑いほどの小春日和だったが、目的地の田んぼではお弁当を食べたあと、虫やカエルを追いかけたり、人間を追いかけたりして、思う存分体を動かした。
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「柿を取りたい人」と呼びかけたら、予想をはるかに上回る子が集まり、脚立の前は長蛇の列になった。自分でもいだ柿を田んぼの石垣に座って丸かじり。これぞ秋の里の醍醐味。「腕白でもいい、たくましく育ってほしい」という古いCMが頭をよぎる。
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田んぼの畔に群生しているノビルは、細いネギのような葉っぱ。「こんなのを見ると、つい三つ編みをしたくなっちゃうのよね」と年長女子。ノビルには迷惑な話だが。
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年長は最後に近くの畑のイモ掘りまでした。さすがにパワフルで、ツルをどんどん引っ張った後、素手でガンガン掘り出し、あっと言う間に5つのカゴが山盛りになった。「腕白でもいい…」を、また思い出した。

posted by Kaede at 17:33 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
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