かえで幼稚園の子どもたちは自然に囲まれた中で頭と体と心をフルに使って遊びを創り続けています。(広島県廿日市市:宮島を見下ろす高台の幼稚園)

2021年11月15日

えびす顔

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年長児が春から育ててきたお米が、やっと食べるところまで来た。今日は園庭で輪になり、まず炊きたてのお釜を披露。そしておにぎり1個分のごはんを、何も加えないで食した。
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お釜を見たときの表情が、ラップに包んだ熱々のご飯を手にした時には、さらにゆるんだ。傍らにいたS君に「これだけのご飯でも、作るのは大変だったよね」と話しかけると、熱いのをホクホクと頬張りながらS君がうんうんと頷いた。何もつけないご飯のおいしさを、みんなでしっかり味わった。
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かえでの森には「冒険コース」というよじ登りの急坂があるが、長年使ってかなり崩れてきたので、放課後に職員で新冒険コースの開拓を行った。大人の背ほどもあるコシダの斜面を3回薮こぎして、何となく道らしきものができた。年長から少しずつ試してみよう。
posted by Kaede at 18:16 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
2021年11月13日

頼もしく

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小学校6年になった卒園生のデイキャンプ2回目を行った。園内をいろいろな遊びで巡るオリエンテーリングでは、幼稚園の歌「太陽とあそぼ」を思い出して歌う、という項目もある。照れ臭さがあったり、1番と2番を混同したりしながらも、何とか最後まで歌えて、シールをゲット。
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そして、年長の運動会でやったクラス対抗ゲームを再現するコーナーも。
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自由遊びの時間、園庭の一角でのたき火では、焼き芋や焼きマシュマロが人気を集めていた。
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締めくくりはキャンプファイヤーと、思い出のスライドショー。当時の担任の背を追い越した子も何人かいて、頼もしさを感じる。「高校生になったらキャンプにはいつでも参加できるよ」と告げて解散した。その頃にはキャンプが復活していることを祈る。
posted by Kaede at 00:00 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
2021年11月12日

長かった

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寒さが進み、ペレットストーブに火を入れるクラスも増えてきた。ストーブの上を開ければちょっとしたものを焼くことができる。年中T組ではいりこ(煮干し)の香ばしい香りが立ちこめた。ヘルシーなおやつ。
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年長はお米作りの長い長い作業が午前中に終わり、午後2クラスが集まって玄米を計量した。2クラス会わせると2.4kgで、ここ数年では最高の収穫量だった。お疲れ様。最後は精米機で7分づきの白米にし、来週みんなで食べる。
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フラフープや縄跳びに挑む子が多い年少や満三歳児。顔を出すと「見とって(見てて)」「見とって」とあちこちから声がかかる。見守ってもらうことは子どもにとってすごくうれしいこと。だから、何もしなくても見ていてあげることは、とても大事な援助。
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このところにわか雨が多い。でも大丈夫。葉っぱで傘を作ったから。
posted by Kaede at 17:04 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
2021年11月11日

風物詩

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昨日切った野菜を煮込んだ豚汁と、森で集めたクリが入った栗ごはんをみんなで食べる「芋煮会」が行われた。外に設えたお釜から栗ごはんの湯気が立ち上ると「いいにおい!」と子どもたちが集まってくる。「待ちきれん!」と言う子もいるが、案外クリが苦手な子も多い。
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一過性の雨が上がり、日が射してきたので、年少から年長までは園庭にシートを広げて大会食。ところが食べている最中にまた雨が降り始めた。年少の子は結構平気でそのまま食べ続ける。年長はそのままの子もいるし、上手に移動する子など落ち着いて対応しているが、一番慌てふためいていたのは年中児たちだった。「濡れる−」「汚れる−」とパニックになる子もいたので、職員が手伝って屋根下に避難。汚れたシートを持ち帰った子もいますので、すみませんがよろしく。
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満3歳児M組の木の床は、日が当たると熱を吸って床暖房のように暖かい。日が当たらないところもそんなに冷たくはない。夏は心地良い冷たさがあった。自然素材の力だ。
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ストーブの燃料となる木質ペレットの第1陣が、お米の袋に入って届いた。子どもたちが手押し車や大型三輪車で運んでくれる姿は、かえで幼稚園の冬の風物詩の1つ。
posted by Kaede at 18:35 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
2021年11月10日

微力

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明日の芋煮会に向けて、クラスごとに割り振られた野菜を切った。ダイコンなどを担当した年少H組では、菜切り包丁を持ったSちゃんが、大物に挑んでいた。
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満三歳児M組も、シメジをさばく作業を担当。調理が行われている職員室のキッチンを見学していたら、エプロンを着た年中児が、切った野菜を届けに来た。カッコいいお兄ちゃん、お姉ちゃんに見えたことだろう。
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気温もかなり下がったが、年少のKちゃんは、ポンプの水がたまった桶に、冷たそうにゆっくりと入っていった。こんな日でも水の魅力は褪せないようだ。
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降園前、年長T組をのぞくと、全員が床にしゃがみ込んでいた。米作り作業を今週中に何とか終えたいと、総出でより分け作業をやっていたのだ。見ていると何だか手伝わないではいられなくなり、私も微力ながら協力させていただいた。
posted by Kaede at 21:32 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
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