2020年12月29日
大きく育て
2学期の間進められてきた園舎増築工事が終了した。2室あるが、当園1室は倉庫として使う。完全な木造で2本のシイの大木を避ける形で作ったが、その木と木の間にしっくり収まったように思う。
2室の間にあるくびれた部分に立つと、昔の学校のようなレトロな雰囲気も感じられ、私のお気に入りポイントでもある。この新しい建物をどう生かしていくかは今後の課題。シイの木のように子どもたちを喜ばせる施設になるよう、大きく育てていきたい。よろしくお願いいたします。では皆様、健康には十分お気をつけいただき、よいお年をお迎えください。
posted by Kaede at 19:14
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2020年12月22日
年末
終業式を兼ねたクリスマス会(いや逆か)が開かれた。職員のハンドベルに聞き入り、人形劇では主人公のおばあさんと一緒に心配顔になったり(写真上)ホッとした顔になったりした。待望のサンタさんは今年は来られなかったが、代わりに声のメッセージを届けてくれた。子どもたちは神妙に聞き入り、声の返信を送った。「みんなの家には行くよ」という言葉を聞くとニンマリとした顔になった。
サンタさんからのプレゼントはカードゲームがクラスに一つずつ。クラスに帰って早速オープン。子どもたちは固唾を飲んで、大きな瞳で見つめていた。
posted by Kaede at 18:56
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2020年12月21日
引き継ぎ
田んぼで育てたお米も食べ終えたので、年中、年長の全員が田んぼの回りに集まり「引き継ぎ式」を行った。籾を取り終えたワラを押しきりで刻み、来年の肥料として田んぼ全体にまく作業をみんなでした後、年長から「お願いします。がんばってね」というエールが送られた。年中に引き継がれた田んぼはしばらく休眠に入る。
まもなく工事が終了する増築園舎。シイの大木に面した側はこんな感じ。レトロな外灯と相まって、ちょっと山小屋風でもある。
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2020年12月18日
より良く
年長児2クラスがこもれびホールにテーブルを並べ、1年間育てたお米を食べる「収獲祭」が行われた。小さな田んぼだから一人前は茶碗に軽く1杯しかないが、たくさんの手間をかけてやっとたどり着いたという実感はあるだろう。副食としてうどん入りの鍋も用意したが、まずはご飯だけを配り、おかずなしでじっくり味わった。
午後の園庭に年長女子たちの輪ができている。近寄りすぎない距離で「取材」したところ、泣いている子、強い口調の子、取りなしている子などがいるようだ。回りには心配そうな年中、年少のギャラリーもいる。そして「ねえ、ちょっと、落ち着いて聞いて!」とか「それってお互い様ってことじゃないの?」とか「せめて今ぐらいやさしくしてほしいんよ!」などという言葉が断片的に聞こえる。年長女子は一丁前である。でも、なんとかこの状況を良くしたいという気持ちはみんなから伝わってくる。
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2020年12月17日
強烈
広島大学の修士の授業をリモートでお手伝いするため、午前中はほとんど園長室にこもり、遊んでいる子どもたちを横目で見ながらパソコンに向かった。院生たちの質問は深く本質をついているので、こちらとしてもいい刺激になったが、15分の休憩の時には、すぐにカメラをつかんで園庭を1周した。たき火での焼き芋、サッカー、屋根登り、流しのクレープ屋さん、森を走り回る子などとの出会いも、時間が限られているだけにかえって新鮮に感じられた。
6本ある登り棒のうち1本にはこんな表示が貼ってある。「どうして登っちゃいけないの?」「近くに倉庫があるから危ないんだよ」「どうして危ないところに倉庫を建てたの?」「そ、それは…(汗)」。年長女子の質問の方が、院生よりも強烈だった。
posted by Kaede at 18:35
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