かえで幼稚園の子どもたちは自然に囲まれた中で頭と体と心をフルに使って遊びを創り続けています。(広島県廿日市市:宮島を見下ろす高台の幼稚園)

2020年10月11日

Anniversary

記念すべき第40回目の運動会は、学年毎に、しかも保護者の参加も制限しての開催という変則的なものになった。さらに増築工事のためにいつもより園庭も狭い。しかし、内容も凝縮された、今まで以上に心温まる会となった。
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最初の種目は年中のかけっこ(1)。何度もフライングを繰り返したこのグループ。それもそのはず。担任が「よーい」と言ったら、自分で「どん!」と言ってるんだもの。気持ちが急くんだね。
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年中は最後に背を向けた親を見つけ、合流したら解散というミニ親子ゲームを行ったが、案外見つけられない子が多く、楽しめた(2)。さんざん探した後「何だ、ここにいたのか」
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年少のかけっこ(3)。見ていた年長児たちは「かわいい!」なんて言っていたけど、どうしてどうして、なかなか逞しい走りですよ。
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年少の綱引き(4)。今まで練習で一度も負けたことのない横綱級のS組だが、最後に力をつけてきたT組に敗れた。初めてバンザイで終われない勝負を経験した。
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年長児が自分が選んだ種目を一人一人見てもらう「こだわり技」(5)。中には緊張のあまり普段の力が出せない子もいる。しかし、保護者も声援が送れない分、いつもの何倍もの拍手で支えてくださった。うまくいかない子ほど大きな拍手が鳴り響き、胸が熱くなった。
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そして年長のクラス対抗ゲーム「ぎゅうぎゅうパック」(6)。最終戦の火蓋が切られると、子どもたちはまるで戦国武士のごとく持ち場にダッシュした。結果は104対85というハイレベルな戦いでA組の勝ち。
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さらにプログラムにはなかったが、年長児たっての希望で最後にクラス対抗リレーを行った(7)。恒例の親子リレーではなかったが、走る子も応援する子も保護者も大いに盛り上がった。少し差をつけられたが、バトンを受け取ったA組アンカーのNちゃん。最後の最後まであきらめない走りを見せてくれた。((6)は石田哲弘氏撮影)
posted by Kaede at 00:00 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
2020年10月09日

直前

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運動会前最後の保育日。年長ではかえで幼稚園オリジナル体操を元に子どもたちが創作した「合宿体操」を、運動会でもやることになった。リーダー役の子たちは、台本を確認しながらリハーサルをくり返していた。

クラス対抗綱引きやかけっこなどのときは、担任も熱が入るからついつい大きな声援を送りたくなるが、この時勢ではそれもできない。そこで「先生は旗を振って応援して」という気持ちを込めて子どもたちが応援旗を作った。しかし無言で旗を振るのもフラストレーションがたまるものである。子どもたちに心おきなく声援が送れる日が早く来ることを願う。
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posted by Kaede at 22:54 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
2020年10月08日

奇跡

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年長のクラス対抗ゲーム「ぎゅうぎゅうパック」は、雨のため予定の練習試合は中止し、こもれびホールに3つの円を描いて、1クラスがやるのをもう1クラスが見る形にした。まずT組がやったら、過去最高となるちょうど100個だった。子どもたちは「100こ!100こ!」と跳ねながら連呼して喜んだ。次いでA組がやったら、何とこちらもちょうど100個!みんな口があんぐりになった。勝敗はつけないと予め言ったが、このゲームにはこういう「奇跡」がしばしば起こるのです。

この時期、森での遊びや室内での工作なども一段と盛んになっている。園舎裏の通称「どろだんご場」では、年中の男の子たちがたくさんの食器を出し、「焼き肉」だの「ビール」だのと言いながら盛り上がっていた。運動会の活動を、子どもたちはそんな日常の一面だと思っているのだろう。
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posted by Kaede at 18:02 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
2020年10月07日

筋トレ

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年中児が4人組でリレーする種目は、運ぶ積木の数が倍になった。こうなるとより慎重に、つまり集中する必要が出てくる。もう「かんちん、かんちん」と言う子はいなくなった。そして、ゲームも面白くなった。

クラス対抗ゲームの作戦会議をまとめた年長A組のボード。作戦もどんどん進化しているが…、「ん?『きんとれ』ってなに?」「重しが重くて持ち上がらんけえ、筋肉を鍛えるんよ」そして、何となくトレーニングらしきことに励んでいた。天気が良ければ明日が最終の練習試合。健闘を祈る。
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posted by Kaede at 18:32 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
2020年10月06日

格好

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年長が1人一種目を見てもらう「こだわり技」では上手にできることを見てもらう子もいるが、まだできないことを選ぶ子もいる。見事な技を披露するのも素晴らしいが、できないことに大勢の前であえて挑む姿にこそ拍手を送りたい。それを格好悪いと言っては子どもの成長は成り立たない。

ありったけの空き箱を体に張りつけた年少の男の子たち。勇ましそうな所作で園内を駆け回っていたが、派手なら強いってもんじゃネェぞ。
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posted by Kaede at 16:28 | りじちょうのきまぐれ保育日誌
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