かえで幼稚園の子どもたちは自然に囲まれた中で頭と体と心をフルに使って遊びを創り続けています。(広島県廿日市市:宮島を見下ろす高台の幼稚園)

2023年09月27日

オーラ

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年中2クラスが初めてのかけっこ。一緒に走りたい子同士で走るので、勝っても負けてもとても楽しそうだが、やっぱり勝ちたい。応援にも熱が入る。もちろん「走りたくない」と回避する子もいたが、無理には引っぱらない。
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年長では、一人一人が自分で選んだ技を披露する種目があるので、各自が何をやりたいかを聞き取った。野球、サッカー、屋根登りなどの定番だけでなく、コマ回し、ダンスなども出たが、本番までには揺れ動く子も多い。その他、2クラス対抗ゲームの名前も募集したら、これもどんどん妙案が出た。
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お弁当が早く終わり、誰もいない園庭に出てきた満3歳児たち。トラックを走り回ったあとは、長縄跳びを回す格好、飛ぶ格好をしてみる。もちろんうまくはできないが、大きい子がしていることは一通りやってみたいのだ。
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年長A組では、「トイレに花子さんからの手紙が貼ってあった」「置いといた段ボールがなくなってた」など「花子さん伝説がなぜか盛り上がっている。「なんて書いてあるか読んで」と呼ばれたのは、オーストラリアからやって来ているT君。でも「これは英語じゃない。漢字だからぼくは読めない」と断られた。
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ヒガンバナは神秘的。お彼岸になると何もなかった地面からニョキニョキと生えてきて派手な花を咲かせる。年中の子が摘んでいたら、年長児から「取っちゃいけんよ」と非難されていた。そういうルールはないのだが、大きくなるほど近寄りがたいオーラを感じるのかもしれない。
posted by Kaede at 17:07 | 園長のきまぐれ保育日誌
2023年09月26日

運動会モード

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運動会に向けて、観客席や走路の目安となるロープを金槌で打ち込む作業を、登園してきた子どもたちと行った。年少Mちゃんも、初めての作業ながら力強く打ち込んでいた。張り終えたら、早速走路を走り回る姿が見られた。
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年長T組が綱引きをしようとしたが、相手になるべきA組は部屋で会議中。そこで職員数人と対戦し、その様子を他のクラスも見ていた。案の定、どのクラスの子も「やりたい!やりたい!」と身を乗り出してきたので、様々な組み合わせでの綱引き大会となった。初めての綱引きに初勝利で大喜びの年少T組。
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午後は年長A組と職員6人(私を含む)が対戦。拮抗した展開から、少し職員チームが有利になった。その時「今年初めての綱引きなのに、子どもたちに勝っていいのだろうか」という迷いが私の頭に生じ、力が緩んだ。そのとたんに子どもたちが有利となり負けてしまった。本気で口惜しがる職員もいた。あのまま迷いなく勝ちきるべきだった、とちょっと反省。何はともあれ、幼稚園は一気に運動会モードに入った。
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かえでの森に散歩に行った満3歳M組。R君は見つけてきたドングリとセミの抜け殻を、大好きな車の上に載せてみた。不安定だったががんばった。
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コマ回しで、砂時計と競争する年長T君。コマの方が形勢不利と見るや、砂時計を上から押し始めた。こうすると砂が速く落ちるんだそうだ。気持ちは分かるが、科学的にはあり得んね。
posted by Kaede at 17:17 | 園長のきまぐれ保育日誌
2023年09月22日

帰ってくる

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年少2クラスがサッカーコートを回るかけっこをみんなでやってみた。直線を走るより、1周して担任やみんなのところに帰ってくる方が楽しそう。今年の運動会はこの方式になるかも。
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自然林の遊び場「かえでの森」では、クリがどんどん落ち始めている。割れ目を靴で踏んで広げて、指で慎重に取り出す。収穫したクリは職員室のざるに集めておいて、いずれの日にか栗ごはんにする。
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一昨日、年長のクラス対抗ゲームのルール説明会で、「道具は自分たちで考えよう」と言ったら「イヤだー!」と言っていたHちゃん。今日は登園してきたとたん軍手をつけて、昨日作った道具の改良に、やる気満々。
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右手の上で回したコマを、右手から左手に、左手から右手に飛ばす「お手玉」という技を成功させたK君に、女子たちも唖然。
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金曜日の午後の片づけは大そうじ。年中H組の子たちは、いつもの持ち場だけでなく、サツマイモ畑の草取りもしてくれた。
posted by Kaede at 16:48 | 園長のきまぐれ保育日誌
2023年09月21日

見ないでね

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昨日ルール発表されたクラス対抗ゲームに、年長2クラスが早速取り組み始めた。考えた道具を作り始めたT組の入口には、ガラスに目隠しの新聞紙が貼られ、「A組たちいりきんし」「めかくししてからはいってください」などの表示が出ていた。さらに入口には守衛さんがいて出入りを管理していたが、お弁当の時間には、2クラスが混ざって食べていた。
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そのT組では、Y君が「ころがし作戦」を披露していた。作った玉をただ転がすのではなく、水路の上にあるストッパーで一旦支え、ひもを引くとストッパーが外れて転がり出す、というとても凝った構造である。成功率は3割ぐらい。
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一方のA組では、H君考案のゴムで球を飛ばす「パチンコ作戦」がメインになっていた。その原理を使いつつパワーアップを目指してYちゃんが作ったのは、もはやパチンコと言うより戦車に近い。成功率は…?。何はともあれ、面白くなってきた。
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雨上がりの園庭で見事に転んだ年少のT君。起き上がって手や服についた砂を払うとこのポーズ。「これぐらいで泣くもんか」てなとこかな?
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「せんせいのウクレレを聞いてたら、こんな絵ができちゃった」。年少S組にて。

posted by Kaede at 16:42 | 園長のきまぐれ保育日誌
2023年09月20日

ルールの趣旨

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運動会恒例の、年長2クラスが知恵と技を競うゲームがスタートした。今年は水を少し入れたPETボトルを2m離れた所から自分たちが作った道具で倒すというもの。ただし、棒で突いたりボールを投げるなど、人の力を直接加えてはいけない。説明会の後は早速2クラスに分かれて初めての作戦会議。A組ではたくさんの案が出たが、中には「それは投げてるのと同じじゃない?」と却下される場面もあった。
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T組では、S君の「みんなでジャンプして震動で倒す」という画期的な意見を早速試してみたが、当然びくともしない。しかしS君はあきらめきれないのか、「じゃあ、みんなで大きなハンマーを作って地面を叩こう」と主張した。いろいろな意見を出し合うことは、ルールの趣旨を感じとることにもつながるし、われわれにとっても、言葉で説明しきれない部分を伝えることにもなる。
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未就園児の親子登園クラス「かえでっこくらぶ」の企画で、幼稚園の疑問を園長にぶつける会が開かれた。20年前に刊行し、現在は品切れ状態のままになっている『かえで幼稚園Q&A』という冊子に書かれている項目と同じ質問もあった。改訂版を出さなければ、という気が少し強まっている。
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園庭の田んぼ。今年は穂の先の方が実りきらず白くなる現象が見られる。高温が原因で起こるものらしい。暑さには比較的強い品種のはずだが、今年の暑さは尋常ではなかったということだ。
posted by Kaede at 15:49 | 園長のきまぐれ保育日誌
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